せっつ (フェリー)

フェリー「せっつ」の魅力

「せっつ」は、阪九フェリーが運航している最新のフェリーで、神戸と九州を結ぶ重要な交通手段となっています。この船は、2018年に発注され、三菱重工業下関造船所で建造されました。その背景には、同型の「やまと」（2代目）の存在があり、両者は共に快適な海の旅を提供することを目的としています。

船名の由来

「せっつ」という名前は、1995年にサービスを開始した「フェリーせっつ」にちなんでおり、新造船の投入によって神戸航路に再び息を吹き込む意味があります。この船名には、過去の伝統を受け継ぎつつ、新しい時代の幕開けを象徴する思いが込められています。

船内のデザイン

「せっつ」の船内インテリアは「星空と海をのぞむ癒しの旅」というコンセプトを基にして設計されています。このデザインは、乗客にリラックスしたひとときを提供することを目的としています。明るい色調でまとめられた内装は、まるで港町神戸を感じさせる空間が広がります。また、7階にある大型の窓からは星空や瀬戸内海の美しい夜景を楽しむことができ、夜の旅が特別なものになります。

客室の特徴

「せっつ」には多様な客室が揃っており、様々なニーズに応えています。7階には、ロイヤルスイートやデラックスシングルなどがあり、特にスイートルームは豪華で快適な滞在を提供します。

• - ロイヤル（2名×2室）
• - スイート（2名×20室）
• - デラックスシングル（1名×46室）
• - 大浴場・露天風呂
• - 展望ロビー

一方、6階には、スタンダード洋室や和室を含むデラックス客室が配置されており、これも家族連れやビジネス客が快適に利用できるよう配慮されています。

• - デラックス（和洋室3名×33室・和室3名×6室）
• - スタンダード洋室（12室）
• - レストラン

5階層には、さらに手頃な価格のスタンダード洋室や和室、ドライバーズルームなどがあり、特にドライバーズルームは長距離ドライブのチェックポイントとして便利です。

• - デラックス洋室（通常4名×21室・バリアフリー2名×2室・ウィズペット2名×2室）
• - スタンダード洋室（4室）
• - スタンダード和室（14名×2室）
• - 売店
• - カラオケルーム
• - キッズルーム
• - 授乳室

魅力的な施設とサービス

船内には多彩な施設が揃っており、カラオケルームやキッズルーム、さらに授乳室も完備されています。家族連れや観光客にとって非常に利用しやすい環境が整っています。ロビーや案内所は白と青の色調で設計され、爽やかで明るい印象が特徴です。また、神戸の名所であるポートタワーやモザイク大観覧車のイラストが描かれており、港町神戸を感じることができます。

まとめ

「せっつ」は、ただの移動手段ではなく、航海そのものが旅の一部となるような魅力的なフェリーです。快適な旅を提供するための設備が豊富で、神戸と九州を結ぶ新しい選択肢として、多くの人々に利用されることでしょう。

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