そのまんま東のバーチャル情報局

そのまんま東のバーチャル情報局の概要

『そのまんま東のバーチャル情報局』は、1992年10月6日から1993年7月6日まで、テレビ東京系列で放送された、ゲームをテーマにしたバラエティ番組です。この番組は、放送時間が毎週火曜の18:00から18:30だったため、視聴者層の若年層に合わせた内容が特徴的でした。

番組の目的と構成

この番組では、PCエンジンやその関連ゲームソフトに焦点を当てていました。前番組の『聖PCハイスクール』が女性アイドル向けの内容に変わっていたことから、『そのまんま東のバーチャル情報局』は、ゲームファンや子供たちをターゲットにする「子供向け」の方向へとシフトしました。最初は放送の前半で流行物を紹介するバラエティー枠、後半でゲーム関連情報を紹介するゲーム枠とが明確に分かれていたのですが、次第にその境目は曖昧になり、バラエティの要素が強くなりました。

番組の変化とスポンサー

ゲームコーナーは次第におまけ程度になり、番組が進む中でほとんどバラエティ番組の面が強くなっていきました。結果として、最終的には多くの回でゲーム情報の時間がほとんど無くなる事態が起きました。これはメインスポンサーの変更を経て、この状況が解消されることなく、放送開始からわずか1年で『そのまんま東のバーチャルZ』へとリニューアルされたのです。ちなみに、このプログラム名に含まれる「バーチャル」という言葉は、単なる面白さや楽しさを表現する意味合いで使われていました。

主な出演者

この番組には多くの出演者が関与しました。総合司会はそのまんま東、アシスタントは花島優子が務め、新作ソフトの紹介に渡辺浩弐が出演しました。また、広井王子が「Vジャンプ放送局」を担当し、ナレーターには難波圭一が務めました。子役たちも「バーチャルファイル」のリポーターとして活躍しました。

番組内のコーナー

バラエティー枠

「バーチャルファイル」というコーナーでは、当時の流行をクイズ形式で紹介しました。初期にはクイズ正解者にご褒美がなかったものの、後に子供たちが正解すると「そのまんま君人形」の頭に「毛」が与えられる試みが実施されました。しかし、すぐにクイズは二の次となり、体験報告が中心になる傾向が強まりました。

ゲーム枠

ゲーム関連紹介コーナーもありましたが、こちらは先述のバラエティー枠とは別に収録されていました。

番組のエピソード

進行役の東はギャグやダジャレを挟むことが多かったですが、出演者たちが子供であったため、しばしば理解されずに苦笑されることが多かったのです。また、視聴者参加形態として子供たちがパネラーに登場していましたが、やがて常連の子役が固定化されました。スキー場収録時には、参加者の一人が急遽無謀な挑戦をし、大クラッシュをしてしまう場面もありました。

番組中の様々なエピソードが、今でも多くの視聴者に楽しまれたことでしょう。特にバーチャルファイルで紹介された玩具や流行は、当時の子供たちにとって魅力的な体験となりました。エンターテイメントとしての目覚ましい成功を収めたこのプログラムは、たくさんの思い出を視聴者にもたらしました。

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