そのまんま東のバーチャルZ

『そのまんま東のバーチャルZ』

『そのまんま東のバーチャルZ』は、1993年7月13日から同年9月28日まで、テレビ東京系列で放送されていたバラエティ番組です。この番組は、毎週火曜日の18:00から18:30に放送され、視聴者に楽しさを提供しました。

番組の進化

本番組は、前番組『そのまんま東のバーチャル情報局』から改題・リニューアルされました。メインスポンサーが日本電気ホームエレクトロニクスからタカラに変更され、その影響でゲーム機種の縛りが無くなったことが特徴的です。前番組の最終回では、司会のそのまんま東が「来週からこの番組、変わります。でも、ひょっとしたらそのまんまかも知れない」と語り、視聴者に新たな期待感を持たせました。

番組の内容

『そのまんま東のバーチャルZ』では、「ゾナゾナ」というクイズコーナーが主要な内容として親しまれました。これは、簡単に言えばなぞなぞであり、毎回新しい問題が出題され、視聴者が楽しむ形式でした。このクイズコーナーでは、視聴者からの答えを募集し、正解者にはタカラの対戦格闘玩具「DWOスクリューボンバー」が抽選でプレゼントされるなど、参加型の楽しみも盛り込まれていました。

多彩なコーナー

• - ゾナゾナのコーナー: タキシードスーツ姿のそのまんま東が、真っ白な背景の中でクイズを出題。正解とその理由を紹介した後、少ししらけた空気が漂うのが印象的。

• - そんな隊: 謎の集団が「そんなぁ、そんなぁ」と叫びながらゾナゾナを出題。同じく白い背景でコーナーを展開し、視覚的にシンプルながらも印象に残る仕組みでした。コーナー内でも、往年の子役が参加するなどのサプライズもありました。

• - ハッピーかい: へらちょんぺがギターを持ちながらゾナゾナを出題する楽しいコーナーで、青空を背景にして明るい雰囲気を演出していました。

• - ゾナゾナ戦士プリプリン: 美少女戦士アニメ風の設定で、声優の花島優子が演じるプリプリンが悪役にクイズを出題する場面が展開されました。これは映像の使い回しが多かったため、独特の雰囲気を持つコーナーでした。

• - 青春くん: 制服姿の若者が海に向かってゾナゾナを叫び、異なるテーマで進行するドラマ仕立てのコーナーです。視聴者は、正解を聞いた後の青春くんのリアクションやコメディ要素を楽しむことができました。

その他の特徴的なコーナー

また、DWOスクリューボンバーを取扱うコーナーや、新作ゲームを紹介する「ソフトチェックっす」もあり、タカラの製品を活用して番組の幅広い趣向を持たせました。このように、視聴者からの参加が豊富で、毎週新たな発見があったのが魅力でした。

終焉とその後

『そのまんま東のバーチャルZ』は、1988年から続いていた火曜18時台のゲーム番組シリーズを締めくくる形で放送終了しました。その後、この時間帯はサンリオが提供する子供向け番組『大好き!ハローキティ』に置き換わり、新たな時代を迎えました。約5年間に渡り、視聴者に楽しい時間を提供してきたこの番組は、そのユニークなコンセプトと魅力的なコーナーで多くの人々に記憶され続けています。

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