それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ

それいけ！アンパンマン ミージャと魔法のランプ

2015年7月4日に公開された『それいけ！アンパンマン』シリーズ第27作劇場版アニメーション映画です。同時上映作品は『それいけ！アンパンマン リズムでうたおう！アンパンマン夏まつり』でした。本作品は、原作者であるやなせたかしさんの遺志を継ぎ、制作された最初の劇場版作品という重要な意味を持ちます。

ストーリー

クリームパンダとコキンちゃんが拾った不思議なランプ。そこから現れたのは、魔法使いの少女ミージャでした。ミージャの魔法でランプの世界に迷い込んだ3人ですが、魔法の腕輪が壊れてしまい、元の世界へ戻れなくなってしまいます。

腕輪を直すため、魔法の泉を目指すクリームパンダ、コキンちゃん、そしてミージャ。彼らの前に、お菓子の魔神や森の怪物といった様々な困難が立ちはだかります。苦難を乗り越え、魔法の泉へとたどり着いた3人でしたが、そこにはばいきんまんも現れ、激しい戦いが繰り広げられます。

登場キャラクター

主な登場人物

アンパンマン: いつものようにばいきんまんと対決します。
ばいきんまん: 魔法の泉を利用してアンパンマンを倒そうと企みます。
クリームパンダ: 今作では、コキンちゃんと共に物語の中心人物として活躍します。
コキンちゃん: 劇場版への初登場。意外にもアンパンマン側として活躍します。
ミージャ: ランプの精霊の少女。自信家ですが、腕輪が壊れて魔法が使えなくなっています。
お菓子の魔神: お菓子の谷を守る巨大な魔神。空腹でミージャたちを襲いますが、最後は逃げられてしまいます。
* 魔神バイキンマン: 魔法の泉の力で巨大な魔神に変身したばいきんまん。強力な魔法を使いこなします。

その他のレギュラーキャラクター

ジャムおじさん、バタコさん、めいけんチーズ、ドキンちゃん、しょくぱんまん、カレーパンマン、メロンパンナ、ホラーマン、みみせんせい、カバオくん、ちびぞうくん、ピョン吉、ウサ子、アリンコキッド、かびるんるん、やなせうさぎなどが登場します。

ゲストキャラクター

ミージャ役には大島優子、ランプの精霊役にはナイツの塙宣之と日本テレビのアナウンサー、お菓子の魔神役にはナイツの土屋伸之がそれぞれ声を担当しています。

世界観

ランプの世界は、お菓子の谷、怖い怖いの森、そして魔法の泉のあるランプ山など、様々な場所が存在します。「怖い怖いの森」では、侵入者の考えたことが現実になるという不思議な現象が起こります。

興行成績

初動興行収入は8511万3700円と、東京テアトル配給作品としては最高記録を更新。最終的には5.2億円を超える興行収入を記録し、過去の東京テアトル配給作品における最高興行収入を更新しました。

制作背景

本作品は、やなせたかしさんの没後、初めて本格的に制作された劇場版作品です。やなせさんが生前に「アラビアンナイトの世界を描きたい」と語っていたことが、本作の制作のきっかけになったとのことです。

同時上映作品：それいけ！アンパンマン リズムでうたおう！アンパンマン夏まつり

夏祭りをテーマにした短編アニメーション作品です。観客参加型のエンターテイメントとして、劇場で観客が一緒に歌ったり手拍子をしたりして楽しめる作品となっています。ばいきんまんが夏祭りを妨害しようとする展開や、アンパンマンたちの歌や踊りのパフォーマンスが見どころです。

まとめ

『それいけ！アンパンマン ミージャと魔法のランプ』は、新たな冒険と友情、そして魔法の世界が魅力的な作品です。同時上映作品と合わせて、アンパンマンワールドの魅力を存分に味わえる、家族で楽しめる映画と言えるでしょう。やなせさんの想いを継承し、新たな時代へと繋がる作品として、高く評価されています。

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