たかじんnoどォ!

番組概要

『たかじんnoどォ!』は、読売テレビにおいて1997年から1998年の間に放送されていたバラエティ番組で、前身の『たかじんnoばぁ〜』の後を受けてスタートしました。放送時間は、毎週土曜日の24時25分から25時25分（JST）で、同じ時間帯に日本テレビでも放送されていました。

この番組では、やしきたかじんとトミーズ雅が引き続き出演し、セットには独特のバー「DO! BAR」が設けられていました。たかじんは専務、雅は専務補佐という役割を担い、参加者たちは会議室を模したセットでフリートークを行ったり、ミニコントを披露したりしました。番組の進行は、基本的に『たかじんnoばぁ〜』を踏襲しつつも、出演者には年齢や芸能界での地位に応じた肩書きが与えられ、独自の世界観が展開されました。

出演者とスタッフ

主要な出演者には、以下のメンバーが名を連ねました。

• - やしきたかじん（専務）
• - トミーズ雅（専務補佐）
• - 金崎公三（バーテンダー）
• - 蛭子能収（初期レギュラー）
• - 阿藤快（チーフプロデューサー）
• - 中野英雄（レギュラー）
• - 出川哲朗（ディレクター）
• - 江頭2:50（ディレクター）
• - 上島竜兵（アシスタントディレクター）

女性ゲストには、通常の演出スタッフとしてではなく、タイムキーパーなどの肩書きが付けられることが一般的でした。

番組のエピソード

『たかじんnoばぁ〜』の復活を願って始まった本番組でしたが、当初の人気には及ばず、視聴率も安定しない状態が続きました。特に第1回放送では、隠しゲストとして登場するはずだった麻生祐未に関するたかじんの発言が物議を醸しました。たかじんは、麻生の過去に対する暴言を吐いたことで、彼女が登場した際には凍りついてしまい、収録後に麻生は東京へ戻る羽目になりました。

第2回放送では、過激な展開が視聴者の間で問題視されました。出演者全員による出川哲朗への襲撃シーンは、あまりの衝撃的さから画面が暗転し、「放送不可能」のテロップが表示される事態にまで至りました。この出来事によって、たかじんも「こんなのは二度とない」とため息をついたといいます。また、後日、彼はよみうりテレビの社長から厳重注意を受けることになりました。

また、最終回直前の放送では、番組の中で最も視聴率が急落したシーンが紹介され、出川と江頭のホモシーンがワースト1となりました。瞬間視聴率は、11.6%から4.6%に急落し、制作スタッフはたかじんから叱責を受けることになりました。

結局、この番組は1998年に終了しましたが、その後まもなくして『たかじんONE MAN』が開始され、同様の企画が新たに展開されることとなります。その後、たかじんが2014年に亡くなった際には、追悼特番が放送され、本番組の映像も一部使用されました。

制作スタッフ

この番組の制作には、多くの才能豊かなスタッフが関与しました。企画はTVフューチャー、制作は読売テレビが手掛け、ディレクターや構成作家陣が現場で番組を支えました。美術やサウンドエフェクトのクオリティも確保され、視聴者を楽しい番組体験へと導く役割を果たしました。

『たかじんnoどォ!』は、たかじんの独特なキャラクターと出川などの共演者による軽妙なやり取りが魅力で、放送当時多くの視聴者に記憶されるエピソードを残しました。

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