たんばコミュニティネットワーク

805たんば（たんばコミュニティエフエム）

805たんばは、特定非営利活動法人たんばコミュニティネットワークが運営する、兵庫県丹波市を主な放送区域とするコミュニティFM放送局です。
愛称は「805たんば」。演奏所は古民家を改造した趣のある空間で、丹波市氷上町市辺に位置しています。放送エリアをカバーするため、安全山（氷上地区）、高谷山（市島地区）、イタリ山（山南地区）に送信所・中継局を設置しています。

特徴

805たんばの大きな特徴は、以下の2点です。

近畿初の臨時災害放送局の運営団体が前身
番組制作から技術まで、運営を市民ボランティアが支えている

特に、パーソナリティだけでなく、番組制作や技術分野にも市民ボランティアが深く関わっている点がユニークです。社員は営業や事務を担当し、ボランティアが幅広い分野で活躍することで、地域に根ざした放送局運営を実現しています。
また、丹波市とは防災協定を締結しており、災害時には重要な情報発信拠点としての役割を担っています。

放送内容

放送時間は6:00 - 22:00。音楽番組に加え、地域情報や生活に役立つ情報など、多彩な自社制作番組を放送しています。2019年7月からはミュージックバードの番組も導入し、番組の幅を広げています。
番組は有料番組と市民制作番組の2種類があり、市民は養成講座を受講することで、番組制作に携わることができます。
インターネット配信はJCBAインターネットサイマルラジオを通じて行われています。

アマチュア無線クラブ

放送局の技術部やパーソナリティを中心に、「たんばコミュニティエフエム アマチュア無線クラブ」が開設されています。アマチュア無線を通じて、広報活動や地域防災活動、非常通信訓練などを実施しています。

高谷山からのライブカメラ

中継局である高谷山にはYoutubeライブカメラが設置されており、丹波市市島町と春日町の様子をリアルタイムで視聴できます。過去の番組やイベントの模様もYoutubeチャンネルで公開されています。

沿革

2014年9月17日 - たんばしさいがいエフエム開局（周波数80.6MHz）。近畿初の臨時災害放送局。
2014年11月30日 - たんばしさいがいエフエム閉局。
2015年7月10日 - たんばコミュニティネットワークに予備免許付与。
2015年9月17日 - 805たんば開局。
2018年2月15日 - イタリ山中継局に予備免許交付。
2018年4月2日 - イタリ山中継局開局。
2018年7月5日 - 7日 - 西日本豪雨発生。終夜放送で災害情報を放送。
2019年4月 - 丹波市と防災協定締結。
2019年7月1日 - ミュージックバード導入。
2021年4月8日 - たんばコミュニティエフエムアマチュア無線クラブ開局。
2021年12月19日 - 丹波市の高校3校がモンブランを同時に食べた数でギネス世界記録に挑戦するのを支援。

主な番組

モーニングコールたんば（月 - 金 7:30 - 9:00）
イブニングウォーカーFM805（月 - 金 17:00 - 19:00）
校歌斉唱!（月 - 金 10:00 - 10:30）
演歌・昭和歌謡（月 - 金 13:30 - 14:00）
その他多数の番組を放送

受信エリア

805たんばの放送エリアは、丹波市を中心に、丹波篠山市、西脇市、多可郡多可町、福知山市、綾部市の一部地域をカバーしています。公式ホームページでは、詳細なエリアマップを公開しています。

受信報告書

受信報告書を送付すると、ベリカードと番組表が送られてきます。ベリカードのデザインはほぼ毎年変更されるとのことです。アマチュア無線クラブ局と連動したQSLカードも発行しています。

805たんばサポータークラブ

805たんばでは、ボランティア組織としてサポータークラブを運営しています。パーソナリティ、番組制作、技術など、様々な分野でボランティアが活躍しています。技術部は、スタジオや送信所の点検、生中継、音響技術などを担当し、高い技術力で放送を支えています。

たんばしさいがいエフエム

たんばしさいがいエフエムは、2014年8月の豪雨災害時に開設された臨時災害放送局で、805たんばの前身です。近畿地区初の臨時災害放送局として、注目を集めました。

関連情報
たんばコミュニティネットワーク
たんばコミュニティエフエム

もう一度検索