だから ひとりになる

『だから ひとりになる』は、1982年10月25日にポリドール・レコードからリリースされた、日本のフォークバンド・海援隊の7枚目のオリジナルアルバム（通算10枚目）です。このアルバムは、海援隊の音楽的な多様性と実験精神が感じられる作品として知られています。

アルバムには、バンドのメンバーである武田鉄矢、中牟田俊男、千葉和臣に加え、多数のサポートミュージシャンが参加しています。ドラムには平野肇、望丸恒憲、滝本季延、増元透が名を連ね、ベースには美久月千晴、牧田和男、石山恵三が参加。ギターは徳武弘文、岸拓己、林仁、矢萩秀明、面谷誠二、吉川忠英、笛吹利明といった実力派が担当しています。キーボードには中西康晴、国吉良一、下山英二、上村直子、平井弘が参加し、楽曲に彩りを添えています。

また、パーカッションの木村"キムチ"誠、サックスの中村和夫、スティールギターの村上律、ハーモニカの八木のぶおと松田幸一、ブラック・ウィドウ・ヴァイオリンの中西俊博など、多彩な楽器奏者が参加し、アルバムの音楽的な幅を広げています。さらに、伊集加代子、和田佳代子、鈴木宏子がバックボーカルとして参加し、森達彦がシンセサイザープログラミングを担当するなど、制作陣の層の厚さがうかがえます。

収録曲の中には、松竹配給映画『えきすとら』の主題歌となった楽曲も含まれており、このアルバムが映画音楽の世界にも足跡を残したことを示しています。

『だから ひとりになる』は、海援隊の音楽的な進化と多様性を示す重要な作品であり、フォークソングファンだけでなく、幅広い音楽愛好家にとって聴きごたえのあるアルバムと言えるでしょう。様々な楽器の音色が織りなすサウンドは、彼らの音楽性の奥深さを感じさせます。

このアルバムは、ユニバーサルミュージックの公式サイトでも紹介されており、その詳細な情報や購入方法を知ることができます。

もう一度検索