だから涙と呼ばないで

「だから涙と呼ばないで」

「だから涙と呼ばないで」は、1992年4月17日にポニーキャニオンからリリースされた、CoCoの9枚目のシングルです。この楽曲は、グループにとって特別な意味を持ち、瀬能あづさの卒業を象徴するものとなりました。彼女の脱退を機に、5人でのCoCoの活動はこの曲で幕を閉じることになります。

曲の背景と意義

この曲の歌詞には、卒業を控えた瀬能を送り出すような内容が多く盛り込まれており、感情を揺さぶる作品に仕上がっています。リリース当初は彼女の卒業が公にされていなかったものの、後にフジテレビ系の『SOUND ARENA』で彼女の卒業が発表され、彼女はこの曲を涙ながらにパフォーマンスしました。このイベントが、グループが5人で行う最後のテレビ出演となったのです。彼女の旅立ちを祝福する一曲であり、ファンにとっても特別な思いを抱かせる楽曲となっています。

「だから涙と呼ばないで」というタイトルは、一見悲しみを表現しているように感じられますが、実際には前向きなメッセージが込められています。そのため、楽曲自体は感動的でありながらも、明るい未来をも感じさせる仕上がりとなっています。

シングルの収録内容

このシングルでは、以下の楽曲が収録されています:

• - だから涙と呼ばないで (4:03)

作曲：羽田一郎
この曲がメインのトラックであり、瀬能の感情を表現する重要な役割を果たしています。

• - 黄昏通信〜たそがれどきに想ってる (3:47)

作曲：山口美央子
この曲は、シングルのB面を飾るトラックで、独自の雰囲気を持っています。

• - だから涙と呼ばないで（オリジナル・カラオケ）
• - 黄昏通信〜たそがれどきに想ってる（オリジナル・カラオケ）

カラオケトラックも収録されており、ファンが歌う楽しみを提供しています。

卒業後の影響

この曲は、瀬能が脱退した後のコンサートでは、シングルとして歌われる頻度が少なくなりました。特に、4人になってからのライブではほとんど披露されなかったため、その存在感は一層際立ちました。また、特に『アイドルオンステージ』のようなイベントでも、この曲は取り上げられることがなかったため、ファンの間で特別な思い出として記憶に残ることとなります。

まとめ

「だから涙と呼ばないで」は、CoCoの音楽活動において重要な位置を占める楽曲であり、瀬能あづさの卒業を祝うだけでなく、グループ全体の軌跡を物語っています。この曲を通して、彼女の新たな門出を祝福すると同時に、ファンにとっても心の中で永遠に輝く思い出の一つとなっています。

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