ちゃぐりん

ちゃぐりん

『ちゃぐりん』は、家の光協会が発行している小学生向けの月刊誌です。JA（農協）の次世代育成を目的に創刊され、子どもたちの教育を推進する役割を担っています。

歴史

そのルーツは、1964年に『家の光』の別冊として発行された『こども家の光』に遡ります。翌1965年1月に独立し、『こどもの光』と誌名を変更。1993年には創刊30周年を記念して誌名の公募が行われました。その結果、英語の「Child」（子ども）、「Agriculture」（農業）、「Green」（緑・自然）を組み合わせた「ちゃぐりん」が採用され、現在の誌名に至ります。

概要

『ちゃぐりん』は、JAの次世代育成という目的から、購読にはJAへの申し込みが必要です。一般の書店では販売されていませんが、組合員世帯でなくても地域のJAを通じて購入することができます。

誌面は、漫画などの娯楽要素だけでなく、食や農業、自然、学習、工作・料理、読み物・歴史といった教育的な内容が豊富に盛り込まれているのが特徴です。1994年からは、日本PTA全国協議会の推薦も受けており、教育的な価値が認められています。小学校低学年の読者にも配慮し、漢字にはすべてふりがなが振られています。

掲載されている漫画作品は、一部の例外を除き、単行本化されていないものが多いようです。

連載作品

現在の連載作品（2024年現在）

いのちの歴史（富士山みえる）
たまねぎたまちゃん（きむらひろき、原作：赤塚不二夫とフジオプロ）
ちゃぐりん あぐりスクール
モチモチ（かみやたかひろ）
おてつきカルタ！（三鷹公一）
くるくるえがくる
二ッポン！ はらぺこ道場
あっぱれ 物知りやさい塾

過去の連載作品

こどもの光連載

パトロールV（桑田次郎）- 1964年8月号 〜 1965年04月号
名犬タンタン（久米みのる・藤子不二雄） - 1965年1月号 〜 1968年12月号
ぼくのロボット（藤子不二雄） - 1970年1月号
ドビンソン漂流記（藤子不二雄） - 1971年1月号 〜 1972年12月号
キテレツ大百科（藤子不二雄） - 1974年4月号 〜 1977年7月号
ベソとこたつと宇宙船（藤子不二雄） - 1979年1月号
コマーさる（藤子不二雄） - 1979年8月号
東京Zマン（桑田次郎）
ガコちゃん（土田よしこ）
おむすびくん（赤塚不二夫）
ロボット7（石ノ森章太郎） - 1965年10月号 〜 1967年3月号
とんでもハウス（石ノ森章太郎） - 1987年1月号 〜 1989年12月号
ろこモーション（小山田いく）
ゴールの条件（中城けんたろう）
とうちゃん（森田拳次）
校害ヘド郎（森田拳次）（1977年頃）
カアちゃん2号（森田拳次）（1980年頃）
すーパーロボット・ロボ次郎（森田拳次）（1983年頃　カアちゃん2号の続編）
シルバー仮面3世（森田拳次）
ワイルド4（中島利行）

ちゃぐりん連載

「まんが」以外の連載企画として扱われている作品についても、漫画としての体裁を持つものは掲載。

裏表紙のコーナー

1998年度：ぼくたちわたしたち地球っ子　地球となかよくするくらし（環境問題の対策、影響、原因を紹介）
2000年度：マナねえさんとかんがえるエチケットブック　こんなときどうすればいい?（映画、図書館、自転車などのマナーを紹介）
2002年度：コンピュータでどうなる!?未来のくらし（進歩した冷蔵庫、車、セキュリティシステムでくらしを予想）
2003年度：おもしろくてチョッピリためになる　動物ことわざワールドへようこそ!（毎月1種類の動物に関することわざを紹介）
2004年度：なるほどびっくり!植物たちのチエくらべ（さまざまな植物の特徴を紹介。毎月2種紹介）
2005年度：お仕事カタログ　好きから探そう!キミの将来の職業（関係性の高い二つの職業を一月に紹介）
2006年度：地球環境レポート（さまざまな環境問題の原因、影響、対策を紹介）
2007年度：色のふしぎ（色による錯覚を利用したコーナー）
2008年度：日本の世界遺産（毎月一回、日本の世界遺産を紹介）
2009年度：日本の1番!（日本で最も○○なものを紹介。自然、建造物などジャンルは様々）
2010年度：日本の祭り（日本全国の様々な祭りを紹介）
2011年度：全国郷土料理めぐり（日本全国の郷土料理を紹介）
2012年度：給食のことを知ろう!学校給食の歴史（日本の給食の歴史を順に紹介）

関連項目

家の光
学年誌

外部リンク

ちゃぐりん(社団法人家の光協会HP内)

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