つくばみらい市立三島小学校

つくばみらい市立三島小学校

茨城県つくばみらい市下島にかつて位置していた、つくばみらい市が設置する公立小学校です。この学校は、130年を超える長い歴史を持っていましたが、時代の変化に伴い、2020年3月にその役目を終え、閉校しました。閉校後は、つくばみらい市立谷井田小学校とひとつになり、新たに開校したつくばみらい市立伊奈小学校へと引き継がれています。

沿革

三島小学校の歴史は、明治時代に始まります。具体的な歩みは以下の通りです。

1886年4月20日：筑波郡谷井田小学校の分教場として、下島の地に開設されました。
1889年7月：谷井田小学校から独立し、三島村立尋常小学校として新たなスタートを切りました。
1912年4月：教育制度の変更に伴い、三島村立尋常高等小学校へと名称が変わりました。
1941年4月1日：太平洋戦争中の国民学校令により、筑波郡三島村立国民学校と改称されます。
1947年4月1日：戦後の学制改革により、筑波郡三島村立三島小学校として再出発しました。
1954年7月1日：伊奈村の誕生という自治体合併を経て、伊奈村立三島小学校となりました。
1955年9月30日：新しい校舎が完成し、この日を学校の創立記念日と定めました。
1961年10月1日：学校の歌である校歌が制定されました。
1971年7月1日：水泳授業に利用するプールが完成しました。
1979年4月28日：現在の校舎にあたる新たな校舎が完成し、利用が始まりました。
1980年2月13日：体育館が完成し、学校行事や体育の授業などで利用されるようになりました。
1982年7月26日：再びプールに関する工事が行われ、供用が開始されました（1971年のものからの改修または増設と見られます）。
1985年4月1日：伊奈村が町制を施行し伊奈町となったため、伊奈町立三島小学校と改称されました。
1993年12月14日：児童が給食などを食べるためのランチルームが整備されました。
2006年3月27日：伊奈町と谷和原村が合併しつくばみらい市が誕生したことに伴い、つくばみらい市立三島小学校となりました。
2020年3月31日：つくばみらい市立谷井田小学校との統合により、閉校日を迎え、130年を超える学校の歴史に幕を下ろしました。

学区

閉校時点での通学区域は、つくばみらい市内の下島、伊丹、中島、上島、神住新田、山王新田、福原、戸崎、戸茂、南太田（久保行政区）、伊丹（根柄行政区）の各地域が定められていました。

三島小学校を卒業した児童は、原則として市立中学校へ進学していました。進学先は地域によって異なり、戸崎、戸茂、南太田（久保行政区）、伊丹（根柄行政区）に居住する児童はつくばみらい市立伊奈東中学校へ、それ以外の区域に居住する児童はつくばみらい市立伊奈中学校へそれぞれ通学することになっていました。

学校用地の活用

閉校した三島小学校の敷地は、閉校後も引き続き公共の目的で利用される予定です。2020年9月からは、老朽化に伴う建て替え工事を行うつくばみらい市立わかくさ幼稚園が、一時的な移転先としてこの場所を利用することが決まっています。わかくさ幼稚園の建て替え完了後の、三島小学校跡地の具体的な利用方法については、現時点ではまだ確定していません。

交通アクセス

かつて学校へ通学・訪問する際の主な交通手段は以下の通りでした。

JR常磐線取手駅より: 関東鉄道の路線バスに乗車し、「大橋」停留所で下車後、徒歩約15分でした。
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスみらい平駅より: つくばみらい市コミュニティバス「みらい号」の南ルートを利用し、「三島小学校入口」停留所で下車すると、すぐ目の前でした。

関連項目

茨城県小学校一覧
つくばみらい市
つくばみらい市立伊奈小学校
つくばみらい市立伊奈中学校
つくばみらい市立伊奈東中学校

外部リンク

つくばみらい市立三島小学校（公式サイトへのリンク）

（注：閉校に伴い、公式サイトが閉鎖されている場合があります）

三島小学校は、地域の子どもたちの学び舎として長年にわたり重要な役割を果たし、多くの卒業生を送り出してきました。その歴史は、新たな伊奈小学校へと引き継がれています。

もう一度検索