みらい号

つくばみらい市コミュニティバス「みらい号」

「みらい号」は、茨城県つくばみらい市が運営し、関東鉄道守谷営業所に運行を委託しているコミュニティバスです。つくばエクスプレス（TX）みらい平駅を拠点に、市役所（伊奈庁舎・谷和原庁舎）、小絹駅など、市内各所を結ぶ重要な交通手段として、地域住民の生活を支えています。

概要

2007年8月に名称が決定した「みらい号」は、公募によって選ばれました。当初は同年9月1日の運行開始予定でしたが、二度の変更を経て、9月29日に運行を開始しました。バスのデザインは、筑波大学の教授に依頼し、市章と市内の小学生が描いた花の絵を組み合わせた、市民に愛されるデザインとなっています。年末年始（12月29日～1月3日）を除き、10系統で運行されています。

運賃

料金は以下の通りです。

大人：200円（みらい平通勤ライナーは100円）
小人：100円（みらい平通勤ライナー、通学用は50円）
65歳以上：100円（割引証提示の場合）
障害者：100円
未就学児、障害者の介助者（1名）：無料
病院バス：無料

PASMOやSuicaなどの全国主要ICカードが利用可能です。また、一日券や回数券も販売されています。

一日券：大人400円、小人200円
回数券：11枚綴りで大人2000円、小人1000円（通学用は500円）

年表

2007年
6月：名称公募開始
8月：「みらい号」に名称決定
9月29日：運行開始
2010年
4月4日：ルートを4ルートから3ルートに変更
2020年
4月：病院バス（筑波学園病院行き）の実証実験運行開始
4月1日：ルートや便数を大幅変更、7ルートに増加
6月16日：国土交通省の「地域交通グリーン化事業」補助対象事業として電気バス1台導入決定（現在小絹ルートで運行）
2021年
4月1日：病院バスの正式運行開始
2023年
4月1日：小絹ルートの運行時刻等を変更
2024年
4月1日：ほぼ全ての系統の運行時刻やルートを変更予定

路線（2024年4月1日～）

2024年4月1日からは、以下の10系統で運行されます。

1. みらい平早朝ライナー
みらい平駅を起点に、周辺の人口が多い地域を周回。
通勤時間帯のみ2便運行。

2. 伊奈庁舎・みらい平駅ルート
みらい平駅とつくばみらい市役所伊奈庁舎を直行で往復。
伊奈庁舎行き1日2便、みらい平駅行き1日3便。

3. 小絹駅・みらい平駅ルート
TXみらい平駅と小絹駅を、茨城県道3号線経由で結ぶ。
1日上下3便ずつ運行。

4. きぬ医師会病院・みらい平駅ルート
みらい平駅から、みどりの駅、きぬ医師会病院、水海道駅を経由して戻る。
右回り1日1便、左回り1日2便運行。

5. みらい平・板橋不動尊ルート
みらい平駅周辺と駅東側の地域を結ぶ。
1日7便運行。

6. 小絹・第一病院ルート
小絹駅周辺地区を中心に、第一病院を経由して一周。
朝夕1便ずつ守谷駅発着。

7. 谷井田・守谷駅ルート
市南部を通るルート。
左回り1日7便、右回り1日5便運行。

8. きらくやま・みらい平駅ルート
市東部の駅から遠い地域を走る。
1日2便運行。

9. きらくやま・伊奈庁舎ルート
市南東部の取手市寄りを走る。
左回り1日2便、右回り1日3便運行。

10. 病院バス
伊奈東自治会館前～筑波学園病院前を結ぶ、無料のバス。
通院者やお見舞い者が利用可能。
1日2便の運行。

旧路線

2007年9月29日～2010年4月3日までの旧ルートは、以下の4つでした。

東ルート：みらい平駅を起点に、市東部を結ぶ。
西ルート：みらい平駅を起点に、市西部を結ぶ（一部守谷市経由）。
南ルート：みらい平駅を起点に、市南部を結ぶ。
* 北ルート：みらい平駅を起点に、市北部を結ぶ。


「みらい号」は、つくばみらい市の地域公共交通を支える重要な役割を担っています。今後も、地域住民のニーズに応じた運行が期待されます。

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