つくば国際大学東風小学校

つくば国際大学東風小学校（つくばこくさいだいがくはるかぜしょうがっこう）は、茨城県守谷市百合ケ丘一丁目に校舎を構える私立小学校です。

概要

本校は、学校法人霞ヶ浦学園が設置するつくば国際大学東風高等学校を母体とする附属学校です。交通の便に恵まれた立地が特徴で、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの守谷駅からは徒歩約10分、またはスクールバスで約5分という近さです。このため、筑波研究学園都市はもちろん、千葉県、東京都、埼玉県といった近隣都県から、さらに都心や神奈川県からの通学も比較的容易な環境にあります。守谷駅に加え、我孫子駅（JR常磐線）やつくば駅（つくばエクスプレス）へもスクールバスが運行されており、広範囲からの児童を受け入れています。学校規模は、1学年あたり60名程度を想定しています。敷地内には、系列のつくば国際百合ケ丘保育園や音楽教室が隣接しており、連携を図っています。また、守谷市内には系列のつくば国際松並保育園も設置されています。

沿革

本校の設立準備は2009年に本格化しました。同年5月11日に学校の公式ウェブサイトが開設され、7月8日には第一期生となる児童の募集要項が公開されました。その後、2010年3月1日に学校の設立が正式に認可され、同年4月4日に開校を迎えました。

教育理念と目標

学校は、リーダーに不可欠とされる「誠実さ」「ひたむきさ」「謙虚さ」を校訓として掲げ、児童の人間力を一貫して育む教育を目指しています。将来を見据え、グローバルな視野と高い倫理観を備え、強い意志と責任感、そして積極的な行動力と優れた問題解決能力を持つ人材の育成を使命としています。

教育の特徴

特色ある教育活動として、複数の取り組みが行われています。

全校道徳：異学年が交流する機会を通じて、互いを思いやる心や、道徳的な考えを実践に移す力を養います。
言葉の時間：児童の言語能力向上に注力し、日常生活の中で実際に役立つ言葉の力を育成します。
日本の伝統文化の尊重：隔週で「箏の時間」を設け、また「書写（書道）」の時間を特設するなど、日本の伝統文化に触れる機会を設けています。さらに、放課後のアフタースクールプログラムにおいても、茶道、能、書道、珠算、将棋といった多様な日本の伝統文化に関する時間を設けており、豊かな心を育んでいます。
はるかぜタイム：キャリア教育や、国語・算数・理科・社会の主要4教科について、児童一人ひとりの理解度に応じた補充、深化、発展的な学習を行う個別指導の時間です。特に1年生と2年生はこの時間を利用して読書に取り組みます。

交通

学校への主なアクセス方法は以下の通りです。

首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス 守谷駅より 徒歩約10分、またはスクールバス約5分。
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス つくば駅より スクールバス約60分。
JR常磐線 我孫子駅より スクールバス約30分。
路線バス「岩町東」バス停下車後、徒歩約3分。

学校生活の一部

制服：学年によって制服のデザインが異なります。1年生から4年生の冬服は、男子が詰襟風ジャケットとハーフパンツ、女子がセーラー風ジャケットとジャンパースカートです。5・6年生になると、成長に合わせて男子はスラックス、女子はスカートにセーターといった、より簡潔なデザインの制服になります。夏服は全学年共通で、男子は白を基調としたポロシャツに紺のハーフパンツ、女子は紺地のワンピースを着用します。また、入学式や卒業式などの各種式典では、角帽とアカデミックガウンを着用する独特のスタイルを取り入れています。
給食：校内に厨房を備え、管理栄養士による管理のもと、安全で栄養バランスの取れた完全給食が提供されています。ランチルームが設置されており、全児童が一堂に会して一緒に昼食をとることで、協調性や食事のマナーなどを自然に学ぶ機会となっています。

関連情報

本校は、つくば国際大学および2009年に開設されたつくば国際大学東風高等学校と同じ学校法人が運営する系列校です。ただし、2021年時点では、本校に続く附属中学校は設置されていません。

関連項目
つくば国際大学
つくば国際大学東風高等学校
茨城県小学校一覧

外部リンク
つくば国際大学東風小学校 公式サイト

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