守谷駅

概要

守谷駅（もりやえき）は、茨城県守谷市の中心部に位置する鉄道駅です。この駅は、関東鉄道の常総線と、首都圏新都市鉄道のつくばエクスプレスが交差し、乗り換えが可能な重要な交通ハブとなっています。つくばエクスプレスには「TX15」という駅番号が付与されています。

歴史

守谷駅は、1913年11月に常総鉄道が開業した際に同時設置されました。1945年には筑波鉄道と合併し、常総筑波鉄道の駅となりました。その後、1965年に関東鉄道常総線に統合され、1983年には南守谷駅から新守谷駅間の複線化が実施されました。

2004年に入ってからは、大規模な駅舎改築が行われ、2005年には現在の橋上駅舎が完成しました。また、同年8月に新たに開業したつくばエクスプレスの駅もこの場所に設けられました。これにより、より多くの乗客が利用できるようになりました。

駅構造

守谷駅は、3階建ての複合構造になっています。1階には関東鉄道常総線のホームが、2階には両社の改札口があり、3階にはつくばエクスプレスのホームがあります。改札口は同じ階に設置されていますが、両者の間に直接の連絡改札は設けられていません。このデザインには、屋根付きの連絡コンコースが特徴で、中央部分が開放された構造になっています。ステンドグラスの装飾は、切り絵作家の滝平二郎が手がけた作品です。

関東鉄道

開業当初は単式・島式ホームが2面3線でしたが、後の改築で島式ホームが2面4線に拡張され、自動改札機も導入されました。ユニバーサルデザインに対応したエレベーターやエスカレーター、有人のオープンカウンター型の改札も導入され、待合室も冷暖房完備が整えられて快適に利用できます。

つくばエクスプレス

高架構造の島式ホームが2面4線作られており、ここも定期券発売所となっています。運行開始当初は速達列車の待避が難しかったものの、近年待避設備の改良が進み、今では十分な設備が整っています。駅務管理所もあり、常に効率的な運営が行われています。

利用状況

利用状況としては、2023年度のデータによれば、つくばエクスプレスでは1日平均23,758人が乗車しており、通勤利用者が目立ちます。関東鉄道についても、2022年度には1日平均14,684人が利用し、両社ともに地域の交通の重要な役割を果たしています。

駅周辺

駅周辺では再開発が進み、マンションや商業施設が立ち並んでいます。土塔口と八坂口と呼ばれる2つの出入口があり、中央西口と中央東口とも連携しています。守谷市役所や商業施設はやや離れていますが、駅からのアクセスは良好です。

バス路線

駅周辺にはバスロータリーが設けられ、関東鉄道による様々な路線が発着します。コミュニティバスや深夜バスも運行されており、地域内外への移動が便利です。

その他

守谷駅は多くのドラマや映画のロケ地としても知られています。利便性の高い立地と周辺環境から、多方面のアクセスが可能な駅です。

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