つぐグリーンプラザ

つぐグリーンプラザの概要

愛知県北設楽郡設楽町津具字下川原に位置する「つぐグリーンプラザ」は、地域住民の教育や文化活動を支えるために設立された社会教育施設です。かつて公共施設が散逸していた旧北設楽郡津具村の中心部において、1996年に「シンボルゾーン整備計画」が策定され、様々な公共施設が集約されることとなりました。

歴史的経緯

1996年9月25日に着工し、1998年6月26日に竣工したつぐグリーンプラザは、7月6日に完成式が行われました。合計1.3ヘクタールの土地に、保育園、文化センター、役場などが集まって構成されています。施設の建設には総工費15億4000万円が投じられ、鉄筋コンクリート造の2階建てで、延床面積は約4000平方メートルです。

2005年10月1日には、津具村が旧設楽町と合併し、新たな設楽町が誕生しました。この合併によって、地域の公共サービスがさらに強化されました。

主要施設

文化ホール

つぐグリーンプラザ内にある文化ホールは、298人を収容できる大きさを持ち、利用時間は午前9時から午後9時まで。多種多様なイベントが開催される場として、多くの住民に利用されています。

室内温水プール

プールは25メートル×6コースの広さで、開館期間は毎年6月1日から8月31日までです。夏の間、地域住民が安心して水泳を楽しむことができる施設として利用されています。

トレーニングルーム

トレーニングルームは、午後1時から午後9時まで利用可能で、月曜日と年末年始は休館となります。住民の健康維持をサポートします。

図書室

図書室は開館時間が午前9時から正午、午後1時から午後5時までとなっており、毎週月曜日と木曜日、年末年始が休館日です。開架には2万冊を収容できるスペースに加え、畳コーナーやAVルーム、くつろぎコーナーなども設けられており、地域の皆様に愛されています。特に奥三河ロータリー文庫やしのみや文庫など、地域にちなんだ文庫も設置されています。

周辺の施設

つぐグリーンプラザの周辺には、設楽町役場津具総合支所や設楽町立津具小学校、設楽町立津具中学校など、教育機関が多数存在します。津具中学校は1950年に創立し、2024年3月には閉校する予定ですが、その歴史は地域に深く根付いています。他にも、津具民俗資料館や津具文化資料展示センター、津具郵便局など文化的な施設も立ち並んでいます。

また、金龍寺や津具八幡宮の天然記念物もゆかりがあり、地域の歴史や自然と密接に関わっています。鞍船遺跡は縄文時代の遺跡として知られ、訪れる人々に地域の歴史を感じさせます。

交通アクセス

公共交通機関では、JR飯田線本長篠駅から豊鉄バスを利用し、所要時間は約90分です。自家用車で訪れる場合は、国道257号から愛知県道10号を通って設楽町津具方面に向かうことができます。

つぐグリーンプラザは、地域コミュニティの活性化と住民の交流を促進する重要な役割を果たしており、教育、文化、健康を支える拠点として、多くの人々に利用され続けています。

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