つちまるバス

土浦市コミュニティ交通「つちまるバス」

概要

「つちまるバス」は、茨城県土浦市南部で運行されているコミュニティバスです。土浦市が策定した「土浦市地域公共交通網形成計画」に基づき、公共交通の不便な地域における住民の移動手段を確保するために導入されました。この計画では、各公共交通機関が相互に連携し、補完し合うことで、持続可能な公共交通網を構築することを目指しています。

導入にあたっては、アンケート調査を実施し、地域住民のニーズを把握。その結果、「中村南地区・西根南地区」が最初の導入地区として選定されました。その後、地元住民との意見交換会を重ね、地域の実情に合わせた運行ルートやダイヤが決定されました。実証実験を行いながら、効果や持続可能性を検証し、他の公共交通不便地域への拡大も視野に入れています。3年間を目安に利用状況を見ながら、地域に適したコミュニティ交通の実現を目指しています。

沿革

2021年10月20日：中村南・西根南地区経由の路線で運行を開始。
2022年10月29日：右籾地区経由の路線が追加され、2路線体制となる。

現行路線

「つちまるバス」は、2つの路線で運行しています。

中村南・西根南地区経由
荒川沖駅西口を出発し、無添加住宅、三中地区公民館、カスミ中村店、ジョイフル本田、中村南一丁目公民館、中村南二丁目公民館、県南病院、イオンモール土浦を経由して霞ヶ浦医療センターへ。
右籾地区経由
荒川沖駅東口を出発し、右籾三区公民館、まりやま団地、右籾神社前、右籾坂上、まりやま新町、県南病院、イオンモール土浦を経由して霞ヶ浦医療センターへ。

霞ヶ浦医療センターでは、土浦市が運営する別のコミュニティバス「キララちゃん」のBコースと接続しており、乗り継ぎも可能です。各路線には、中村南・西根南地区に18箇所、右籾地区に16箇所の停留所が設置されています。

毎年11月上旬に開催される「土浦全国花火競技大会」の開催日は、全系統が終日県南病院止まりとなるので注意が必要です。

運行日

毎日運行しています。ただし、年始の1月1日から3日は運休となります。

運賃

1乗車につき、大人200円、小学生100円です。未就学児は無料です。障害者の方は運賃が半額になります。運賃は前払い制で、現金のみの取り扱いとなります。

運行車両

日産キャラバンを使用しています。定員は8名です。

運行事業者

関東鉄道土浦営業所が運行を担当しています。

関連項目

キララちゃん：土浦駅周辺を中心に運行するコミュニティバスで、NPO法人が運営主体となっています。「つちまるバス」とは異なる運営形態です。
ジェイアールバス関東土浦支店：土浦市内の路線バスを運行する事業者です。

外部リンク

* 土浦市コミュニティ交通「つちまるバス」

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