つばさ会

つばさ会の概要

つばさ会（つばさかい）は、航空自衛隊の退官者により構成された任意団体です。この団体は、会員同士の親睦を深め、航空防衛力の向上に寄与することを目的としています。

設立の背景

つばさ会は、1965年に設立されました。設立当初は将官クラスの親睦を目的とした団体でしたが、後に航空自衛隊の幹部退職者のみならず、航空自衛隊勤務の経験がある事務官（文官）も会員として認められるようになりました。これは同団体の大きな特長の一つです。現在、会長には第34代航空幕僚長の杉山良行氏が就任しています。

そして、つばさ会は全国に10の支部を持ち、それぞれ三沢、東京、入間、浜松、東海、関西、美保、山陽、九州、南九州に配置されています。この各支部では、地域に応じたさまざまな活動が行われています。

歴史的経緯

つばさ会は設立以来、数回の名称変更や会員資格の拡大を行っています。1965年の設立当初は将官クラスが中心でしたが、1972年には機関紙「つばさ会だより」を創刊し、さらに1973年には幹部相当の事務官まで会員資格を広げました。2001年にはホームページが開設され、2004年には全航空自衛隊の退職者が加入できる制度に改められ、「新生つばさ会」として再スタートしました。その後、2009年には名称が「つばさ会」と改められました。

活動内容

つばさ会はさまざまな活動を通じて会員相互の支援と親睦を促進しています。具体的な活動内容には以下のようなものがあります：

• - 支援・親睦：定期的に開催される勉強会「三木会」を通じて知識を深めたり、会報やホームページを通じて会の活動を広く周知することなどが含まれています。
• - 協力支援：航空自衛隊の業務全般への協力を行い、各種大会や海外派遣活動の支援も行っています。
• - 慰霊顕彰：空自の殉職者を追悼する行事を運営し、その遺族への支援も積極的に行っています。
• - 社会貢献：硫黄島での戦没者遺骨収集事業を通じて社会貢献活動も実施しています。
• - 政策提言：防衛省に対する政策提言を行うため、陸修偕行社や水交会などの他の団体と合同で活動しています。
• - 組織基盤の強化：本部と各支部が連携して、団体の役割と活動の充実を図るために努力しています。
• - 国際交流：海外の空軍退職者団体との交流も行なっており、視野を広げる機会としています。

このように、つばさ会は単なる親睦団体にとどまらず、活動の幅を広げながら積極的に社会的役割を果たしています。

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