つまごいパノラマライン

つまごいパノラマラインとは

群馬県吾妻郡嬬恋村の主要村道である「つまごいパノラマライン」は、広大なキャベツ畑と雄大な浅間山の景色が楽しめる、全長約30kmの道路です。この道は、南ルートと北ルートの2つに分かれており、それぞれ異なる魅力を持っています。

南ルート

南ルートは、群馬県道235号線との交差点から始まり、浅間山の北側を縫うように進み、国道144号線へと繋がります。このルートの特徴は、広大なキャベツ畑の中を走る爽快感と、間近に迫る浅間山の迫力ある眺めです。生活道路としても利用されており、冬期でも除雪が行き届いているため、四季を通じてドライブを楽しむことができます。沿線には、パルコール嬬恋ゴルフコースや浅間山溶岩樹型、嬬恋村しゃくなげ園などがあり、観光スポットも豊富です。

起点: 群馬県道235号大笹北軽井沢線との交点
終点: 国道144号との交点
主な沿線施設: パルコール嬬恋ゴルフコース、浅間山溶岩樹型、嬬恋村しゃくなげ園、新鹿沢温泉

北ルート

北ルートは、国道144号線から始まり、茨木山麓、四阿山、草津白根山の山裾を通り、群馬県道59号線へと繋がります。このルートは、山間部を縫うように走るため、アップダウンやカーブが多く、変化に富んだドライブが楽しめます。また、北海道を彷彿とさせる雄大な景色は、ツーリングにも人気です。ただし、冬季（12月初旬から4月初旬）は一部区間が閉鎖されるため注意が必要です。沿線には、新鹿沢温泉、パルコール嬬恋スキーリゾート、奥嬬恋温泉、鹿沢ダムなどがあります。また、愛妻の丘は、毎年9月に開催されるイベント「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ」の会場としても有名です。

起点: 国道144号との交点
終点: 群馬県道59号草津嬬恋線との交点
主な沿線施設: 新鹿沢温泉、パルコール嬬恋スキーリゾート、奥嬬恋温泉、鹿沢ダム、愛妻の丘

歴史

つまごいパノラマラインは、元々農林水産省（当時は農林省）による国営農地開発事業の一環として建設された広域農道でした。南ルートは約15km、北ルートは約20kmの距離で、幅員は約7m。その後、嬬恋村に移管され、主要村道となりました。その歴史が、現在のような美しい景観の広がる道路を形作っています。

ドライブの魅力

つまごいパノラマラインは、交通量が比較的少なく、緩やかなカーブと直線が続く道です。特に北ルートには長い直線やアップダウンが多く、ドライブやツーリングをより一層楽しむことができます。沿道には、広大なキャベツ畑が広がり、特に夏には出荷前のキャベツが一面に広がる景色は圧巻です。浅間山の雄大な姿とキャベツ畑の緑のコントラストは、まさに絶景であり、多くの人々を魅了しています。冬季は、雪景色の中を走る特別な体験もできます。訪れる時期によって異なる顔を見せるこの道は、何度訪れても新しい発見があるでしょう。

注意点

北ルートの一部は冬季閉鎖されるため、事前に確認が必要です。
道幅が狭い箇所もあるため、運転には注意が必要です。
* 沿道には、道の駅や休憩所もあるので、適宜休憩を取りながらドライブを楽しみましょう。

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