つボイノリオのオールナイトニッポン

つボイノリオのオールナイトニッポン

『つボイノリオのオールナイトニッポン』は、1977年から1979年にかけてニッポン放送で放送されていたラジオ番組で、つボイノリオがパーソナリティを務めました。この番組は、深夜に放送される『オールナイトニッポン』の一部として位置づけられ、特に東海地方を中心に高い人気を誇りました。

放送期間と時間

番組は、初回放送が1977年10月7日から始まり、1978年9月30日までの1年間は金曜の25:00から29:00（土曜の未明1:00から5:00）という時間帯で放送されていました。その後、1978年10月から1979年3月までの間は、放送時間が25:00から27:00（土曜の未明1:00から3:00）に変更され、さらには放送時間もその後段階で短縮されました。最初は4時間の枠が設けられていましたが、つボイの体調に起因して、1年後には2時間に収束することとなりました。

放送内容と背景

つボイノリオは、28歳で東京に進出したばかりの若手パーソナリティとして、この番組を運営しました。彼は当初、放送中に体調不良を抱えていたことを後に振り返り、「本番が始まると視野が狭くなり胸が苦しくなる」と語っており、放送後には何事もなかったかのように元気に戻ることが多かったとされています。それでも、彼はこの番組を担当し続け、最終的には通算で1年半という歴史の中でその幕を下ろすことになりました。

主なコーナー

この番組ではさまざまなユニークなコーナーが設けられており、リスナーとのインタラクションを大切にしていました。特に人気を集めたコーナーに「恋のイチャイチャコーナー」があり、リスナーが彼氏や彼女との甘いエピソードを紹介し合いました。

また、「デキントボーイ17号」では、リスナーが恥ずかしい思いをしてきたテストの答案を報告することで、共感や慰めを得るというコーナーもありました。さらに、「悪書追放運動」では、エロ本を募るという挑戦的な内容が展開され、聴取者の注目を浴びました。

ゲスト

番組には多くのゲストも出演し、1978年2月25日にはキャンディーズが登場し注目を集めました。また、アグネス・チャンや木之内みどりといった有名人もゲストとして参加し、番組の魅力をさらに高めていきました。

終焉と影響

1年半という短い期間ではありましたが、『つボイノリオのオールナイトニッポン』は、そのユニークな企画やリスナーとの交流を通じて、多くのファンに愛され続けました。この番組はただの深夜放送ではなく、つボイノリオの個性が光る moments が詰まった貴重なラジオ番組として、深い記憶に刻まれています。

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