てるづき (護衛艦・2代)

護衛艦「てるづき」について

「てるづき」（ローマ字：JS Teruzuki, DD-116）は、日本の海上自衛隊に属する護衛艦であり、あきづき型の2番艦に該当します。本艦の名前は「照りかがやく月」に基づいており、旧日本海軍の秋月型駆逐艦「照月」や、初代護衛艦の「てるづき」といった伝統を受け継いでいることが特徴です。この艦名は日本の艦艇において3代目となります。

厳格な艦歴

「てるづき」は2008年の中期防衛力整備計画に基づき、2010年6月2日に三菱重工業長崎造船所で起工されました。2011年9月15日に命名・進水し、その後2012年7月28日には海上公試を開始しました。2013年3月7日に就役し、横須賀に配備されると同時に第2護衛隊群第6護衛隊に編入されました。

「てるづき」は就役後すぐに、多国籍訓練にも参加しました。2014年にはアメリカのサンディエゴ沖で行われた共同訓練に参加し、国際的な連携を強化しました。

2017年の派遣時には、ソマリア沖での海賊対策行動に向けて出航し、国家の安全保障に寄与しました。この任務の途中でマレーシア海軍主催の国際観艦式に出席し、他国の海軍との絆を深めました。

2019年も引き続き国際協力を強化し、日豪共同訓練に参加。様々な島々を巡りながら、オーストラリア海軍と多様な戦術訓練を行いました。

2020年には新型コロナウイルスの影響もあり、海外寄港が取りやめられましたが、アメリカ海軍と共同訓練を実施し、今後の情勢に対する備えも怠りませんでした。

戦術訓練と国際関係

2021年から2022年にかけては、イギリスの空母打撃群との共同訓練を行い、アメリカ海軍とも再び連携した訓練を実施しました。これによって、日本の防衛力と海上戦力の向上を図る努力が続けられました。様々な艦艇や航空機との合同訓練を通じて、海自の能力向上を目指しています。

各種訓練の実施

「てるづき」は、海上保安庁との共同訓練でもその役割を果たし、情報共有訓練や運動要領の訓練など、多岐にわたるプログラムを重要視しています。海上自衛隊の一員として、国際的な防衛活動にも従事し、艦艇同士の互換性を高めるための訓練を行っています。

現在の任務

現在も「てるづき」は第2護衛隊群第6護衛隊に所属し、横須賀を定係港としています。艦艇の性能向上や国際的な影響力の拡大を目指し、日々訓練とメンテナンスを重ねています。このように、「てるづき」はその名に恥じない重要な役割を果たし続けています。

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