とうりゅう (潜水艦)

潜水艦「とうりゅう」について

「とうりゅう」は、海上自衛隊に所属する潜水艦で、ローマ字表記はJS Toryu、艦番号はSS-512です。この艦名は、兵庫県加東市にある名所「闘竜灘」から由来しており、激流の中で戦うドラゴンを象徴しています。この艦は、そうりゅう型潜水艦の12番艦であり、最終艦として特に注目されています。特筆すべきは、11番艦「おうりゅう」に引き続きリチウムイオン電池を搭載していることで、従来型の潜水艦に比べて潜航時間が大幅に延長されています。また、建造にかかった費用は690億円です。

建造と艦歴

「とうりゅう」は、平成28年度の中期防衛力整備計画に基づき、2900トン型潜水艦8127号艦として開発されました。建造は川崎重工業の神戸工場で行われ、2017年1月27日に起工し、2019年11月6日に命名・進水式が行われました。そして、2021年3月24日には引渡式と自衛艦旗授与式が実施され、正式に就役しました。その後、第2潜水隊群第6潜水隊に編入され、横須賀基地に配備されました。

2022年3月9日には、仲間の潜水艦「たいげい」の就役に伴い、第4潜水隊に編成替えが行われました。また、同年10月9日から12月26日までは、アメリカへの派遣訓練に参加しました。この訓練では、潜水艦としてハワイ諸島へ向かう海域で対潜戦の訓練を実施しました。

歴代艦長

「とうりゅう」には歴代の艦長が数人おり、それぞれが艦の運用に重要な役割を果たしてきました。艦長は、その時々の海上自衛隊の戦略や訓練方針に基づいて、艦を指揮し、艦の運用を行いました。

ギャラリー

「とうりゅう」に関するさまざまな画像や情報も多く存在し、多くのファンによって愛され続けています。艦のリアルな姿や訓練の様子を見ていると、その技術力や海上自衛隊の重要性が一層感じられます。

結論

「とうりゅう」は、その名の通り激流の如く、海の中で様々な任務を果たしていく潜水艦の一つです。最新の技術を搭載し、潜航能力を高めることで、海上自衛隊の戦力強化に寄与しています。「とうりゅう」の今後の活躍に期待が寄せられています。

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