第2潜水隊群について
概要
第2潜水隊群(英称:Submarine Flotilla 2)は、日本の
海上自衛隊に属する
潜水艦部隊で、
神奈川県横須賀市に所在する横須賀基地に配置されています。この部隊は、
潜水艦隊の一部として多様な任務に従事しており、その指揮は1等海佐が担当し、2等海佐が首席幕僚として補佐しています。
沿革
この部隊の設立は
1973年10月16日に遡ります。当初は自衛艦隊の隷下に新たに創設され、司令部や
潜水艦救難艦「ふしみ」、第3潜水隊、第4潜水隊、横須賀
潜水艦基地隊が含まれていました。その後、
1981年には「
潜水艦隊」が新たに上位組織として設立されました。
1985年には、第2潜水隊が
第1潜水隊群から編入され、同時に
潜水艦救難母艦「ちよだ」が就役し、これも第2潜水隊群に編入されました。その後、「ふしみ」は
第1潜水隊群に編成替えされました。
1997年には、第3潜水隊が隊番号の交換により第6潜水隊と改称され、
2006年にはこの隊が廃止されました。
2018年には新たに
潜水艦「せいりゅう」が就役し、所属艦が8隻に増え、同時に第6潜水隊が再編成されました。また、
潜水艦救難母艦「ちよだ」は除籍され、2代目の「ちよだ」が新たに就役しました。
2021年には
潜水艦「とうりゅう」が就役し、これにより第6潜水隊が隊に編入されることで、所属艦が9隻体制に増加しました。さらに、
2022年3月には「たいげい」が就役し、所属艦の数が10隻に達しました。
2024年には新たに
潜水艦「じんげい」が就役し、第4潜水隊に編入される予定です。
司令部と部隊編成
第2潜水隊群の司令部は横須賀基地内に設置されています。司令部の構成は以下の通りです:
現在の部隊編成(令和6年3月8日時点)は以下の通りです:
直轄艦
第2潜水隊
- - SS-592「うずしお」
- - SS-595「なるしお」
- - SS-597「たかしお」
第4潜水隊
- - SS-512「とうりゅう」
- - SS-515「じんげい」
- - SS-598「やえしお」
- - SS-599「せとしお」
第6潜水隊
- - SS-505「ずいりゅう」
- - SS-506「こくりゅう」
- - SS-509「せいりゅう」
このように第2潜水隊群は歴史的にも、また組織的にも多くの変遷を重ね、現在の形を成しています。日本の
海上自衛隊において重要な役割を担う部隊として、今後もその活動は注目されるでしょう。