ときめきとちぎ

『ときめきとちぎ』は、日本放送協会（NHK）の宇都宮放送局が制作・放送していた、栃木県向けの地域情報番組です。2012年4月6日に放送を開始し、2018年3月16日までのおよそ6年間にわたって視聴者に親しまれました。

番組の始まりと位置づけ

本番組の開始は、夕方に放送されていた県域ニュース番組『とちぎ640』と同時期の、2012年春の改編に合わせて行われました。栃木県内を対象としたテレビ番組として、地域の話題や情報を届ける役割を担いました。

放送日時と内容

放送は、栃木県内のNHK総合テレビで、毎週金曜日の午前11時30分から11時59分55秒までの時間帯に行われていました。この時間帯のうち、11時54分から11時57分までは東京から全国の気象情報が放送され、続く11時57分から番組終了までは、番組内で栃木県内の詳しい気象情報が伝えられました。

金曜日以外の平日午前11時30分までは、関東地方向けの『こんにちはいっと6けん』や全国・関東甲信越向けの『ひるまえ ほっと』が引き続き放送されていましたが、金曜日の本番組終了間際に放送されていた県内気象情報は、他の平日も同時刻に放送されていました。

番組休止について

通常放送は毎週金曜日に行われましたが、特別な事情がある場合は休止となることがありました。具体的には、国会の模様を伝える中継や、春および夏の全国高等学校野球選手権大会の中継、さらには台風・大雨といった自然災害や重大な事件・事故に関連する特設ニュースが組まれた場合などです。これらの際には、番組全体が休止となり、気象情報のみが放送されることもありました。また、祝日と放送日が重なった場合は、県内気象情報を含め、番組そのものが放送されませんでした。

出演者

番組の進行は、NHK宇都宮放送局に所属する複数のキャスターが、担当する日によって交代で行う形式が取られていました。

番組の終焉とその影響

約6年間にわたり栃木県の情報を伝えてきた『ときめきとちぎ』は、2018年3月16日の放送をもって終了しました。番組終了後の2018年4月からは、午前11時30分から11時50分までの時間帯では、東京発の広域情報番組である『ひるまえほっと〜関東甲信越〜』のネット受けが開始されました。そして、午前11時50分から11時59分55秒までの短い時間には、本番組の実質的な後継にあたる栃木県域のミニ情報番組『ちょこトチ!』が新たに放送されるようになりました。

『ときめきとちぎ』は、平日午前のひととき、地域に根差した話題を提供することで、県民の生活に寄り添う役割を果たしました。

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