ところざわのゆり園

ところざわのゆり園

所沢市上山口に位置するところざわのゆり園は、埼玉県の自然の中でユリの花を楽しむことができるレジャー施設です。毎年、6月上旬から7月中旬までの期間限定で営業しており、約30,000 m²の多様な自然林に、なんと45万株のユリが咲き誇ります。家族連れをはじめとする多くの来園者にとって、心癒される特別な体験を提供しています。

歴史

この施設は、2005年6月4日に『ユネスコ村自然散策園・ゆり園』としてオープンしました。当初はユネスコ村大恐竜探検館と同時に運営されていて、ユネスコ村の名前を冠していましたが、2006年に大恐竜探検館が閉館し、その後2007年度には『ゆり園』への名称変更が行われ、2011年度からは『ところざわのゆり園』と表記されています。

品種と景観

ここでは、早咲きのスカシユリや遅咲きのハイブリッド種など、約50種類のユリが楽しめ、その品種数は豊富です。園内には二種類の散策コースが設けられており、一つは自然散策コース（約1,000 m）で、もう一つはらくらく観賞コース（約100 m）です。散策しながら、ユリの美しさを間近で感じられ、心地よい森林浴を楽しむことができます。また、3つの休憩所もあり、疲れた体を癒す場所としてご利用いただけます。

毎年この時期にはユリの販売も行われており、一部特売品もあるので、お気に入りの花を購入することも可能です。

交通アクセスと運営

この園は交通の便も良く、西武狭山線・山口線（レオライナー）の西武球場前駅から徒歩約3分の場所にあります。また、関越自動車道所沢インターチェンジや首都圏中央連絡自動車道入間インターチェンジからも約12 kmの距離とアクセスしやすい立地です。

入園料は大人1,100円、子供350円であり、ペットの入園も可能です。かつてユネスコ村の跡地に位置するため、その名残として恐竜像が2008年まで設置されていました。

フォトコンテスト

毎年、ここではフォトコンテストも開催され、来園者からのユリの写真が多数応募されます。「スカシユリ」と「ハイブリッド」の二部門が設けられ、受賞者には豪華な賞品が贈呈されます。企業のプロモーションなども兼ねており、応募作品は園内に展示され、多くの方々に楽しまれています。

現在の状況

2020年には新型コロナウイルスの影響を受けて休園となり、その後の営業再開は2024年現在まで未定のままとなっており、今後の動向が注目されています。かつては人気のレジャー施設であったところざわのゆり園ですが、果たして再び美しいユリの花を観ることができる日が訪れるのか、期待が寄せられています。

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