とだ勝之介 - 日本の漫画家
概要
とだ勝之介(とだ かつゆき、
1965年1月31日生まれ)は、日本の
漫画家で、
広島県福山市出身です。
広島大学を卒業した彼は、漫画業界でのキャリアを築いてきました。従兄弟には人形作家としても知られる妹尾河童がいます。
とだ勝之介は
1989年に『月刊少年マガジン』で連載された作品『あきら翔ぶ!!』によってデビューを果たしました。この作品は全19巻が刊行され、多くの読者に支持されました。デビュー以前、福岡県立筑紫高等学校に在籍中にアニメーターを目指す友人たちとの共同制作で、漫画映画「ガラスわり少年」や「惑星ラスク」を作成しました。これらの作品はアニメ雑誌において入賞し、NHKの番組『YOU』にも取り上げられるなど、若い頃から注目を集めていました。
その後、アシスタントとしてこうの史代や徳島早苗といった若手の才能を育てながら、自らのスタイルを確立していきました。特に
2007年から連載が始まった女子高生のDIYをテーマにした『ホームセンターてんこ』では、当初は高い人気を誇っていましたが、
2010年には
打ち切りが決定しました。しかし、この作品は匿名掲示板やSNSで再評価を受け、とだ自身の同人活動やプロモーションが活発化するきっかけとなり、結果的に単行本が増刷されるなどの成果を上げました。
その後、2011年から始まった『えぎすとら!』という作品も、
2012年に
打ち切りが宣告されたものの、彼の創作活動は続きました。
他の活動
また、勝之介という名前で人形製作にも力を入れており、
2004年にはアニソンの女王、堀江美都子のプロデュースによる「アニソン女子部」の夏祭りイベントでオープニング人形アニメを製作しました。彼の独特な視点で作られた人形アニメも、多くのファンを魅了しています。
代表作のリスト
とだ勝之介の主な作品には、以下のようなものがあります:
1.
あきら翔ぶ!!(
1989年7月 -
1995年12月、月刊少年マガジン、全19巻)
2.
DANDANだんく!(
1993年9月 - 1997年4月、コミックボンボン、全9巻)
3.
猫〜ミック〜(1997年11月 -
1999年9月、マガジンGREAT、全4巻)
4.
Mr.釣りどれん(
1996年6月 -
2002年3月、月刊少年マガジン、全17巻)
5.
F.C.ジンガ(
2005年7月 -
2006年3月、月刊少年マガジン、全2巻)
6.
ホームセンターてんこ(
2007年5月 -
2010年11月、マガジンGREAT→マガジンイーノ、全5巻)
7.
えぎすとら!(2011年8月 -
2012年2月、つりコミック、全2巻)
8.
東京スカイツリー公認 マンガ 東京スカイツリーのすべて(
2012年8月、
講談社)
9.
学研 まんがでよくわかるシリーズ 144 フラッシュメモリのひみつ(2018年9月)
10.
日立物流TVCM 「これがLOGISTEED!」篇(2022年5月)
最後に
とだ勝之介は、その独自の視点とスタイルで多くの人々に影響を与えてきました。彼の作品は長年にわたり読者の心に残り続け、様々なメディアでの活躍を通じて、これからもさらなる展開が期待されます。