とびだせたんけんたい

『とびだせ たんけんたい』は、1991年4月8日から1996年3月11日までNHK教育テレビジョンで放送されていた、小学校2年生向けの学校放送（教科：生活科）番組です。

番組の概要

放送開始当初は、生活科が正式に導入される前の試験的な番組という位置づけでした。しかし、1992年度に小学校1年生向けの『あしたもげんきくん』がスタートしたことを受け、本番組は小学校2年生の生活科を担当することになりました。

番組の主な内容は、「おねえさん」が各地の小学校を訪問し、子どもたちに特定のミッションを与えるというものです。子どもたちは、与えられたミッションを達成するために様々な試行錯誤を繰り返します。番組では、その過程をドキュメンタリー形式で描いています。出演する子どもの人数は、6人程度の小グループから、小学校の1学級全体（30人以上）まで、回によって異なりました。また、収録場所も校舎内だけでなく、公園、砂浜、商店街など、バラエティに富んでいました。

『あしたもげんきくん』では、げんきくんが積極的に子どもたちと関わっていましたが、本番組では「おねえさん」は最小限のアドバイスをするにとどまっています。このことから、子どもたちが自力で問題を解決する過程を重視していることがわかります。

放送時間

いずれも日本標準時で放送されていました。また、別の時間帯での再放送も行われていました。

出演者

おねえさん
かわのえりこ（1991年度）
昌子洋子（1992年度 - 1994年度）
ナレーター
梁田清之（1995年度）

番組の特徴

ドキュメンタリー形式: 子どもたちがミッションに挑戦する姿を、ありのままに捉えたドキュメンタリー形式で放送されました。子どもたちのリアルな表情や試行錯誤の様子が、視聴者に臨場感を与えました。
多様なミッション: 各回のミッションは、子どもたちの興味や好奇心を刺激するような、多様な内容でした。身近な場所を舞台にしたものから、少し難しい課題まで、様々なミッションを通して、子どもたちは成長していきました。
自力解決の重視: 「おねえさん」は、必要最低限のアドバイスをするだけで、子どもたちの自主的な問題解決を促しました。これにより、子どもたちは自ら考え、行動する力を養うことができました。
多様なロケーション: 収録場所は、学校内だけでなく、公園、砂浜、商店街など、様々な場所で行われました。これにより、子どもたちは、学校の外の環境にも触れ、視野を広げることができました。

『とびだせ たんけんたい』は、子どもたちの探求心や問題解決能力を育むことを目的とした、教育的な番組でした。その内容は、現代の教育にも通じるものがあります。

放送リスト

1991年度

1992年度

1993年度

1994年度

1995年度

外部リンク

とびだせたんけんたい - NHK放送史

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