とまり木

小林幸子の「とまり木」について

1980年1月1日にリリースされた「とまり木」は、小林幸子の29枚目のシングルとして音楽シーンに登場しました。この楽曲は、彼女の前作「おもいで酒」と同じく大きな成功を収めました。具体的には、58.2万枚のセールスを記録し、多くのファンに支持されました。

リリースから約1ヶ月後にはオリコンのトップ10に初めて名を連ね、特に注目されたのは8週目のランキングで、4位まで上昇したことです。この快挙により、1980年の年間セールスランキングにおいても第13位にランクインしました。音楽業界における小林幸子の存在感を示す結果となりました。

さらに、このシングルは日本のテレビ番組『ザ・ベストテン』でも取り上げられ、彼女は前作「おもいで酒」に続いての出演を果たしました。この番組では、10位以内に7週、20位以内には合計17週間もランクインするという偉業を達成し、視聴者に強い印象を残しました。

また、「とまり木」は日本国内だけでなく海外でも影響を与えました。荘学忠による北京語のカバー「默默祝福你」が存在し、この楽曲は特にマレーシアで多くの人々に愛されています。これは、日本の音楽が海外に広まる一例としても注目されるべき点です。

収録曲の詳細

「とまり木」のメインの楽曲は、たきのえいじによる作詞と作曲で、薗広昭による編曲が施されています。歌詞は心に残るメロディとともに、別れや思い出をテーマにした感情豊かな内容が展開されており、多くのリスナーに共感を与えています。また、B面には「わかれの港」が収録されており、こちらは高田直和による作詞、梅谷忠洋による作曲、馬飼野俊一による編曲で仕上げられています。

このシングル「とまり木」は、小林幸子の音楽キャリアの中でも重要な位置を占める作品として、今なお多くの人々に親しまれています。その収録曲のメッセージやメロディは、聴く者の心に深く響くものがあり、彼女のシンガーとしての才能を改めて実感させる内容となっています。今後もこうした音楽作品が多くの人に愛され続けることを願っています。

もう一度検索