ともいきの国 伊勢忍者キングダム

ともいきの国 伊勢忍者キングダム

ともいきの国 伊勢忍者キングダムは、三重県伊勢市に位置するテーマパークであり、その主題は忍者や戦国時代、安土桃山時代です。通称として「伊勢時代村」や「伊勢戦国村」が使用されることもあり、家族連れや観光客に人気のスポットとなっています。

概要

このパークには忍者劇場などのアトラクションが数多く用意されており、戦国時代の文化を基にしたエンターテインメントが楽しめます。劇場では、真田幸村や猿飛佐助といった歴史的な武将や忍者たちが登場し、訪れる人々にその時代の雰囲気を伝えています。

敷地面積は約33.4ヘクタールに及び、総工費は300億円にも達し、特に安土城が70億円かけられています。当初は二見浦の海岸付近に建設される予定でしたが、最終的には現在の伊勢市に位置することとなりました。ここには宮上茂隆による安土城天守の復元案をもとに作られた安土城天守閣もあり、実際の史跡とは異なるものですが、観光名所としての役割を果たしています。

経歴

1993年に「伊勢戦国時代村」として開園され、2001年には来場者数が500万人を超えるほどの人気を博しました。その後、2003年4月に「伊勢・安土桃山文化村」に名称変更が行われ、2004年には経営が独立に移行し、新たな運営体制を整えました。

2008年には萩本欽一が村長に就任し、名称を「ちょんまげワールド伊勢」に変更。開園初年度は200万人の来場を記録しましたが、2015年には来場者数が8万人まで減少してしまうという厳しい状況が続きました。2016年には共生バンクグループが運営権を買収し、その後大規模なリニューアル作業が行われ、豊富なアトラクションが追加されました。

2017年に「伊勢安土桃山城下街」として再ブランディングし、翌年の2018年には法人名を「伊勢安土桃山城下街株式会社」に改称。2019年には現在の名称「ともいきの国 伊勢忍者キングダム」に変更されました。

不当解雇訴訟

2019年3月には、かつての運営会社から不当解雇を受けたとして、親子の女性スタッフが民事訴訟を提起しました。津地裁伊勢支部は、この訴訟に関して1250万円の支払いを命令し、父親が様々な事情で業務を強いられたこと、出勤停止にされるなどの事例が明らかとなりました。

アクセス

伊勢忍者キングダムへのアクセスは便利で、鳥羽駅からは伊勢二見鳥羽周遊バスを利用して約30分、または無料送迎バスを利用することができます。また、宇治山田駅や伊勢市駅からも同様にバスを利用でき、二見浦駅からは徒歩やタクシーでアクセス可能です。

関連作品

忍者に関連したテレビバラエティ番組やアニメ作品にも登場することがあり、地域文化や歴史を感じさせる施設として注目されています。

まとめ

ともいきの国 伊勢忍者キングダムは、歴史や文化を楽しむだけでなく、多彩なアトラクションを通じて訪れる人々に特別な体験を提供しています。家族や友人との訪問にぴったりな場所であり、三重県を訪れた際には是非立ち寄りたいテーマパークです。

もう一度検索