とんねるずの本汁でしょう!!

とんねるずの本汁でしょう!!

『とんねるずの本汁でしょう!!』は、フジテレビ系列で1997年4月17日から6月19日まで放送されたバラエティ番組です。この番組は、とんねるず（石橋貴明と木梨憲武）の冠番組で、前作『とんねるずのみなさんのおかげです』からリニューアルされ、新たな形でスタートしました。

番組の概要

番組は、メイン企画だったコントを削除し、実況担当には杉本清を迎え入れ、様々な新しいコーナーを設けました。 主なコーナーは次の三つです：

1. ダービーキッズ
2. なにわ広告しぐれっ!!
3. アジアンタイフーン

視聴率に関しては、平均視聴率が10.3%、最高視聴率は12.9%であり、期待された成果には至りませんでした。その結果、番組は1クールで終わりを迎えました。お台場のフジテレビ本社ビルの完成と移転に際して、『とんねるずのみなさんのおかげでした』に形を変えて再スタートしました。また、オープニングには工藤静香が特別出演し、番組に彩りを加えました。

番組の出演者

この番組にはとんねるずだけでなく、多くのゲストや他の有名人も出演しました。具体的には、ダービーキッズコーナーでは、実況の杉本清や解説の鈴木淑子、司会の吉沢孝明、リポーターのデビット伊東などが展開されました。また「なにわ広告しぐれっ!!」には、きたろう、小倉久寛、遊井亮子、ジェニーいとうなどが登場し、賑やかな構成となっていました。

主なコーナーの詳細

ダービーキッズ

このコーナーでは、当時建設中のお台場フジテレビ新社屋近くの特設競馬場「UMA」で有名人たちが競馬レースに挑む様子が描かれました。最初は乗馬経験ゼロのタレントから始まりましたが、次第に経験者やプロのジョッキーも参加。盛り上がりを見せ、視聴者の関心を集めました。しかし、番組が終了すると、競馬場も閉鎖され、跡地は現代的な商業施設に変わりました。

なにわ広告しぐれっ!!

このコーナーは、テレビCMや広告をテーマにしたミニドラマで、視聴者に親しみやすい内容が展開されました。特に、登場するキャラクターやストーリー展開がユニークで、大きな関心を集めました。

アジアンタイフーン

アジアンタイフーンでは、上下に振動するタイフーンステージで、二つのチームに分かれた有名人たちがパフォーマンスバトルを繰り広げました。DJが流す楽曲に合わせてパフォーマンスを行い、審査員のジャッジによって勝敗が決まるスリリングな内容でした。勝利したチームに贈られる賞品には、キムチ1年分など、番組特有のユーモアが感じられる賞品でした。

最後に

『とんねるずの本汁でしょう!!』は、リニューアルされた形で視聴者に新しいエンターテイメントを提供しようとした意欲的な企画でした。しかし、視聴率面では期待には前年比てきず、短期間での終了となりました。それでも、この番組は、多くの視聴者にとって記憶に残る楽しい瞬間を提供したことは間違いありません。

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