ジェニーいとう

ジェニーいとう:高学歴と個性派パフォーマンスの融合



ジェニーいとう(本名:伊藤和幸、1968年3月14日生まれ)は、日本のものまねタレントとして知られています。高知県南国市出身で、国立宮崎大学大学院を卒業という、芸能界には珍しい高学歴の持ち主です。大学では環境衛生工学を専攻し、卒業後は東芝に就職。サラリーマン生活を送っていましたが、女装をしてテレビに出演していたことが上司にバレ、退職を決意します。

1994年、TBS系列のクイズ番組『クイズ悪魔のささやき』に一般参加者として出演。その後、清水アキラにスカウトされ、本格的に芸能界入りを果たします。1995年頃、個性的な「おかまキャラ」を確立し、『発表!日本ものまね大賞』や『ものまね王座決定戦』など数々のものまね番組に出演。鳥羽一郎郷ひろみなど、幅広いレパートリーで観客を魅了しました。

ジェニーいとうのものまねは、ただ対象を真似るだけでなく、独自の「ジェニーワールド」と称される、下ネタやホモネタを織り交ぜた過激な演出も特徴でした。特に、玉置浩二のものまねは「危険地帯」とまで言われ、審査員や共演者を困惑させることも少なくありませんでした。一方で、なすびやテツandトモなど、純粋なモノマネを披露する場面もありました。

2000年代に入るとテレビ出演は減少。ジェニーいとう自身も、自身の芸風がテレビには合わないと語っています。しかし、地方のパブやゲイバー、ショーパブなどでの活動は精力的に続けられています。新宿や西麻布のステージはもちろん、全国各地を回り、多くの観客を沸かせています。

ジェニーいとうは、「おかまキャラ」のイメージが強いですが、高学歴であることだけでなく、意外な一面も持ち合わせています。高校時代は柔道部に所属し、その経験から鍛え上げられた筋肉質な体格は、アームレスリングでも実力を発揮。関東大会で3位に入賞した経歴もあります。また、俳優としても活動しており、NHKの連続テレビ小説への出演経験も持っています。さらに、自身の経験を活かし、中学、高校、専門学校、大学などで教育講演や特別授業も行っています。

ジェニーいとうの活動は多岐に渡ります。ものまねだけでなく、俳優、講演活動と、その才能は多方面に広がっています。一見派手なイメージとは裏腹に、高学歴で真面目な一面も持ち合わせている、まさに「異色のエンターテイナー」と言えるでしょう。これからも、ジェニーいとうの活躍から目が離せません。

出演番組・作品



テレビ番組
発表!日本ものまね大賞(フジテレビ)
ものまね王座決定戦(フジテレビ)
爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル(フジテレビ)
世界の超豪華・珍品料理(フジテレビ)
新橋ミュージックホール(読売テレビ放送)
だいじょーぶママ(CBCテレビ
ヤメ刑探偵 加賀美塔子2(TBS)
連続テレビ小説「こころ」(NHK)

映画
かあちゃんに贈る歌

CD
マリー & ジェニーのお見合いカラOK! ~恋のインタラクティヴ~ (マリー&ジェニー名義)

まとめ



ジェニーいとうは、高学歴、独特のキャラクター、多彩な才能を兼ね備えた稀有な存在です。ものまねという枠にとらわれず、これからも独自の道を歩み続けることでしょう。

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