どきどきどうしようび

『どきどきどうしようび』は、1986年 10月4日から1993年 3月27日まで、長野放送（NBS）で放送されていたローカルの生ワイドバラエティ番組です。この番組は、毎週土曜日の17時から18時まで放送されており（1989年3月には17時54分までの放送もありました）、観覧希望者を招いての公開生放送を実施していました。メイン司会を務めたのは水島裕で、彼は番組終了まで一貫してその役割を務めました。

番組の歴史と影響

『どきどきどうしようび』は、FNS各局のローカル番組を紹介する特別番組『さんま・一機のその地方でしか見られない面白そうな番組を全国のみんなで楽しく見ちゃおうとする番組』に取り上げられるなど、その存在が広く知られることとなります。番組に出演することで人気と知名度が向上したNBSのアナウンサーも多く、これにより当該局のアナウンサーの登竜門的な役割を果たしました。

さらに、NBS開局40周年を記念して、2009年5月16日に放送された『土曜はこれダネッ!』の中で、一日限定の復活スペシャルが組まれました。この特別企画には、メイン司会の水島裕やお天気コーナーを担当していた伊藤お天気博士などが登場し、人気コーナー「夕食マル生中継」なども再現されました。この中継は、長野市内から行われ、リアルタイムでの収録が行われました。

出演者

番組の主な出演者には、以下の方々がいます。

- 水島裕（メイン司会）
- 北島綾子（初代サブ司会、「ナンシー北島」名義で出演）
- 菊地秀之（初代サブ司会、「ザビエル菊地」として出演）
- 橘家豊蔵（夕食マル生中継初代リポーター）
- 早川英治（夕食マル生中継3代目リポーター）
- 千枝奈々、木村真樹子（アップルズ）、箕輪明美（アップルズ）などが参加。

主要コーナー

この番組には多くの人気コーナーがありました。特に有名なのは以下の通りです。

- 夕食マル生中継：長野県内のさまざまな場所からの中継で、リポーターが食材を持って家庭に訪問し、夕食を調理してもらうというコーナーです。この中継によって、視聴者は実際の家庭料理の様子を視聴することができました。
- どきどきクイズ、そら飛ぶクイズ、おいらは成金ゲーム、青春のバカヤロー!、実況!バトルロイヤルなど、多様なジャンルのクイズやゲームが毎回繰り広げられました。
- 財布ジャンケンや歌をたずねて三千里といった企画もあり、視聴者を楽しませる要素が盛りだくさんでした。

また、時折長野県内の学園祭会場などから特別な生放送を行うこともあり、その際は「出張大売出し」というタイトルが用いられていました。このように番組は、地域に根ざした視点から、お祭りやイベントと連動して放送を行うことも特徴でした。

水島裕の体験

メイン司会の水島裕は、東京と長野を往復するため特急あさまに乗車していましたが、その長時間の移動が番組に影響を及ぼすこともありました。特に、予定が急遽変更された日には、通常の放送時間を勘違いし遅刻してしまうというハプニングも発生しました。このようなエピソードは、番組内でもネタとして扱われ、視聴者に愛されました。

終焉とその後

残念ながら、長野新幹線の開業前に番組は終了となりました。しかし、放送終了後も『どきどきどうしようび』は多くの視聴者の記憶に残り、新たなアナウンサーたちの登竜門として機能したことにより、地域のメディアに与えた影響は今も続いています。このように、長寿の番組として長野県の文化に貢献したことから、今でも多くの人に親しまれる存在です。

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