どくさいスイッチ企画

どくさいスイッチ企画

「どくさいスイッチ企画」は、日本のピン芸人でありアマチュア落語家、作家として活躍する青山知弘によるソロユニットです。彼は2024年のR-1グランプリでファイナリストとして注目を集めました。このユニット名は、彼の一人コント時の名前であり、漫画『ドラえもん』のひみつ道具である「どくさいスイッチ」に由来しています。この道具が登場するストーリーの内容から、彼の「一人でも頑張り続ける」という意志を反映させる意味を込めて名付けられました。加えて、団体のような印象を与えるため「企画」という言葉が含まれています。

経歴

青山知弘は1987年に神奈川県川崎市で生まれ、11歳の時に兵庫県の神戸市に移住しました。彼は兵庫県立長田高等学校を経て、大阪大学経済学部を卒業しました。大学では演劇部に所属し、その後落語研究会に参加しました。大学4年次には古典落語「動物園」の改作により、全日本学生落語大賞を受賞。この受賞をきっかけに、古典落語を大胆にアレンジする動きが若手の学生落語界で広まりました。

卒業後、青山はプロの落語家にはならず、大阪で就職しながら社会人落語の舞台に立ち続けました。新作落語を創作し始めたのもこの時期で、彼は26歳の時に自らの作品で社会人落語日本一決定戦に優勝しました。この業績により、彼はアマチュア落語家として初めて策伝大賞と社会人落語日本一の2つのタイトルを手にしました。また、彼は社会人落語の名人選出時には歴史上最年少の受賞者にもなっています。

2014年に青山は転職し、その後は落語を一時中断しました。しかし、2020年にはピン芸人として活動を再開します。2022年にはR-1グランプリで準々決勝に進出し、2023年には「全日本アマチュア芸人No.1決定戦」で優勝を果たしました。彼はまた、2019年には新人お笑い尼崎大賞で落語部門の優秀賞を受賞しています。

2024年にはR-1グランプリにて本戦決勝に進出し、アマチュア芸人として初のファイナリストとなる快挙を成し遂げました。

芸風

「どくさいスイッチ企画」では、主にコントを展開しています。青山は音響や照明、小道具に頼らないスタイルを貫くことにこだわり、コント内でしばらく経過した後に「どくさいスイッチ企画です。コント『○○』」と自らネタを紹介する形式が多く見られます。また、彼は関西弁を話すことができますが、コントでは標準語を使用することが多いです。自身のネタは、机に向かってしっかりと考え抜かれます。

受賞歴

青山知弘は多くの賞を受賞しており、彼の落語活動においても評価を受けています。例えば、銀杏亭魚折名義では全日本学生落語選手権で策伝大賞、社会人落語日本一決定戦で優勝を飾りました。また、アマチュア芸人としても数々のコンテストでの受賞歴があります。彼の作品は多くのマスコミに取り上げられ、様々な番組に出演してきました。

青山知弘自身の活動に加え、今後は更なる挑戦としてフリーランスのコント performerとして新たな舞台を模索する姿勢を見せています。

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