どちら様も!!笑ってヨロシク
『どちら様も!!笑ってヨロシク』は、日本テレビ系列で
1989年から
1996年まで放送された人気
クイズ番組です。本番組は、前番組『クイズ
笑って許して!!』のリニューアル版としてスタートしました。放送時間は、開始当初は毎週
水曜日の19時半から19時までの30分番組でしたが、その後
1994年には放送時間が拡大され、19時から20時の1時間番組へと進化しました。
番組の特徴
この番組は、クイズ形式を取り入れながらも、視聴者が答えを知った状態でリアクションを楽しむ、という新しいスタイルが特徴でした。特に30分版の時代では、クイズの正解が視聴者にだけ事前に提示されることが多く、出演者の面白い反応を見ることが主な楽しみとなりました。この形式のおかげで、番組は徐々に視聴率が上昇し、最高視聴率は24.1%に達しました。
1時間番組に移行した
1994年からは、さらに多くの視聴者を惹きつけ、特別番組も増加。特番ではスペシャルゲストを迎えた企画が組まれ、より一層の盛り上がりを見せました。
クイズの内容
30分時代のクイズルール
30分版では、街の人々のリアクションをもとに早押しで答える形式が主流でした。解答者は基本的に5組、スペシャルゲストも含まれています。正解者には金色の
ヤシの木が贈られ、ラストクイズでは倍の得点が得られる仕組みでした。また、お手つきや誤答の場合は1回休みとなるルールもありました。
主なクイズ内容
- - スペシャルゲストクイズ:街の人々のイメージ・感想をもとにして、登場するスペシャルゲストを当てる。
- - 口風ピューピュークイズなど:街の人が特定のフレーズを述べ、解答者がそのフレーズを何かを当てる遊び心あふれるクイズもありました。
1時間時代の進化
1時間枠に移ったことで、クイズの内容も多様化しました。解答者は6組に増え、得点システムも変更され、よりダイナミックな進行が可能になりました。さらに、街の人々の意見を基にした「クイズ・普通の人々」や複雑な難易度の「暴走クロス」などの新しい企画が追加されました。
出演者と制作
この番組の顔は
所ジョージで、彼の独特な味付けやテンポの良い進行が、多くのファンを魅了しました。レギュラー解答者として、
笑福亭鶴瓶や
加賀まりこらが参加し、幅広い会話やリアクションで視聴者を楽しませました。特に、鶴瓶は番組中に様々なハプニングを魅せ、視聴者からも愛されていました。
最後に
1996年に番組は幕を閉じましたが、その後も再放送や関連書籍が発行されるなど、今でも根強い人気を誇っています。
所ジョージの軽快なトークと、多彩なクイズが織り成すこの番組は、テレビ史に名を残す名作となりました。