どっきん!面白天国

どっきん!面白天国の魅力

『どっきん!面白天国』（どっきんおもしろてんごく）は、1984年から1985年にかけて放送されていたラジオ大阪の人気ワイド番組です。このプログラムは週末の金曜日に放送されており、リスナーに笑いと楽しい時間を提供していました。時間帯は、昼の部（13:00〜16:00）と夜の部（20:00〜25:00）に分かれ、それぞれ異なる趣向を凝らしたコンテンツが展開されていました。

番組の構成

本番組は、昼の部にサブタイトルとして「ゲラ・ゲラ・ゲリラ」、夜の部には「わくわく生放送」が付けられました。「ゲラ・ゲラ・ゲリラ」では、パーソナリティによる生中継や視聴者参加型のコーナーが中心となっており、リスナーと一体感を感じられる企画が豊富でした。特に、パーソナリティチーム「ゲリラ隊」が様々な場所に赴き、その場の雰囲気を伝えるスタイルが特徴的でした。

一方の「わくわく生放送」では、スタジオからの放送が中心ですが、外からのリポートや特別企画も盛り込まれていました。この二つのパートが絶妙に組み合わさることで、リスナーに多様な楽しみを提供していました。

パーソナリティ陣

この番組に参加していたパーソナリティには、桂べかこ（ゲリラ隊隊長）、桂雀々、嘉門達夫、笑福亭笑瓶など、今でも名の知られた顔ぶれが含まれていました。1984年10月からは、新しく桂小枝や桂三馬枝、春けいこといったメンバーも加入し、番組はさらに魅力を増していきました。

特色あるコーナー

「ゲラ・ゲラ・ゲリラ」には多彩なコーナーがありました。例えば、「夕食バーゲン」では、ゲリラ隊が店に出かけて値段交渉をする様子や、その後実際にバーゲン品を販売する様子が放送され、リスナーはリアルタイムでそのプロセスを楽しむことができました。また、「カラオケ・ウォークギャル」では、通行人に突然歌を歌わせるという、予想外の楽しさを提供するコーナーもありました。

夜の部「わくわく生放送」では、「忍者レポート」や「電話でどっきん!日本裏表」といったコーナーがあり、それぞれ現地リポートやリスナーからの情報収集を行っていました。これにより、全国各地のユニークな話をリスナーと共有するスタイルが確立されていました。

終焉とその影響

シリーズは1985年3月29日に「わくわく生放送」が終了し、その後は昼の部のみが続けられました。その末期には『桂べかこのどっきん!面白天国』というタイトルでラジオ欄に載っていましたが、最終的には1985年9月6日に平日の昼ワイド番組『バンザイ!歌謡曲』に吸収されました。

この番組は、多くのリスナーに愛され、個性豊かなパーソナリティや数々の企画から、日本のラジオ文化に影響を与えた重要な存在であったと言えるでしょう。

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