どっちDOTCH!

バラエティ番組『どっちDOTCH!』の概要

『どっちDOTCH!』は、1986年に日本テレビ系列で放送されていた日本のバラエティ番組で、読売テレビが制作を担当しました。この番組は毎週日曜の夜に放送され、司会を古舘伊知郎が、アシスタントをさつきりせが務めていました。番組は全体を通して視聴者の興味を引くためのユニークなアンケート形式を採用し、当時の日本人の性別と年齢構成比を再現することを目的としていました。

番組の構成

初期の企画について

最初のエピソードでは、一般から招いた100人の参加者が、ネックレスのように10個の玉をぶら下げた状態で参加しました。番組の最初の質問は、「タモリとたけし、先に消えるのはどっち」というものでした。参加者は赤または青の意見に基づいて帽子を被り、移動しながら各選択肢の支持者としての意思を表しました。

この進行方法により、敗者は質問ごとに1個ずつ玉を箱に捨てるという仕組みになっていました。質問が進むにつれて、敗者のグループ「ダメ組」と勝者の「キラキラ組」は壁で隔てられ、常に支持者数に基づいて勝敗が決定されました。このルールに則り、「キラキラ組」の人数が少なくても、敗者の数次第で勝利するチャンスがありました。

特別なイベント

それから数人に絞られた後、「大凡人」を決めるゲームが行われました。これは参加者に名字や好きな食べ物などを答えさせて、その中から最も凡庸な回答をした人物を、敗者に投票で選ばせる形式でした。この「大凡人」は、番組特製の「金のチョコレート」や、特典としてグアム旅行や電気エアーポットなどの生活家電が贈られました。さらに、首に残っている玉の数に応じて賞金を獲得することも可能でした。エンディングには、古舘と参加者全員が「大凡人」と叫ぶシーンがあり、印象的な締めくくりでした。初期の収録は渋谷ビデオスタジオで行われていました。

後期の番組の流れ

第8回以降では、番組の形式が変わり、毎回与えられたテーマに沿ったアンケートが行われるようになりました。この中で参加者の100人は「人間グラフ」を作成し、芸能人がその結果を予想するクイズが展開されました。視聴者は予想が的中すると高得点が得られるシステムで、ますます楽しみながら参加できるスタイルとなりました。

その他の情報

放送中のタイトルには、主要新聞のラジオ・テレビ欄では「どっちDOTCHI」とも記載されており、視聴者の記憶に残る存在感を示していました。『どっちDOTCH!』は、日本のバラエティ番組の中で斬新な形式を取り入れ、多くのファンに支持されたことから、今でもその名を語り継がれています。

もう一度検索