どーもデス!

テレビ番組『どーもデス!』の紹介

『どーもデス!』は、1989年10月8日から1990年4月29日までの期間、テレビ朝日系列の一部局で放送されていたバラエティ番組です。毎週日曜日の正午から45分間の放送で、多くの視聴者に親しまれました。番組のホストを務めたのは、お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良さんと南原清隆さんです。この二人の軽快なトークは、番組の魅力のひとつでした。

出演者

番組には、内村さんと南原さんに加えて、女優の高橋ひとみさんや、西田ひかるさん、そして歌手グループのBABY'Sなど、様々なゲストが登場しました。彼らは各コーナーでユーモアを交えながら、視聴者を楽しませました。

コーナー内容

『どーもデス!』では、いくつかの独自のコーナーが展開されました。特に人気だったのが「クイズ!社交辞令を許さない!」という企画です。このコーナーでは、街頭インタビューを通じて集めたアンケート結果を基に、回答者の少数意見を的中させるという内容でした。出題される質問は多岐にわたり、例えば「同窓会で相手の名前が思い出せなかった時、あなたは何と言う？」といったものでした。ここで、視聴者は自分の意見とは異なる人々の考えを知ることができ、またアンケートの結果を基にしたヒントとしてベスト3が紹介されるのも興味深いポイントでした。

さらに、「朗読イントロドン」というコーナーも見どころの一つでした。このコーナーでは、内村さんと高橋さんが伊達眼鏡をかけて登場し、ヒット曲の歌詞をそのまま歌わずに朗読します。そして、視聴者はその曲名を早押しで当てるというゲーム形式です。初期には1問につき1点の得点システムでしたが、後に難易度が上がり10点に変更されました。このコーナーでは、中盤に必ずゲストの持ち歌が出題されるため、出演者の新しい一面を見ることができる貴重な機会でもありました。

番組の位置づけ

『どーもデス!』は、当時のバラエティ番組としては一線を画す存在であり、視聴者とのインタラクションが多かったため、共感を呼び起こしました。また、番組の放送時間帯に併せて、系列局の朝日放送では地元のローカル番組が放送されていたため、視聴者はその違いを楽しむこともできました。特に『食卓の大冒険』というタイトルのローカル番組が、1989年12月までこの時間帯に放送されていたことは、多くの視聴者の記憶に残っています。

総括

『どーもデス!』は、そのユニークな企画と選りすぐりの出演者たちによって、放送期間中に多くの笑いを提供しました。この番組は、日本のバラエティ番組の変遷とも非常に密接に関連しており、放送終了後も観る人々に愛される存在であり続けています。

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