なおしま (掃海艇)

掃海艇「なおしま」の艦歴

「なおしま」（JS Naoshima, MSC-684）は、海上自衛隊の掃海艇であり、すがしま型[[掃海艇]]の4番艇です。この艇名は、直島に由来しています。本記事では、「なおしま」の艦歴を中心にその活動を紹介します。

艦艇の建造と就役

「なおしま」は、平成9年度計画の掃海艇384号艇として、日本鋼管鶴見造船所で1998年4月17日に起工されました。1999年10月7日に進水し、2001年3月16日に正式に就役しました。就役後は、掃海隊群第2掃海隊（佐世保）に編入され、掃海活動を開始しました。

編成替えと主な任務

「なおしま」は、2008年3月11日に佐世保地方隊下関基地隊第43掃海隊に編成替えされました。その後、2011年3月11日に発生した東日本大震災時には、災害派遣任務を担い、宮崎県女川町に向けて出港しました。このように、災害時には迅速に対応する能力を持っています。

2014年4月2日には、呉地方隊阪神基地隊第42掃海隊に編制替えされ、その後も様々な訓練や任務に取り組んできました。特に、機雷戦に関する訓練は重要で、2015年2月から2月10日には伊勢湾で平成26年度の機雷戦訓練に参加しました。また、同年の6月には、硫黄島周辺海域で機雷処分訓練を行いました。

近年の活動

2016年には、伊勢湾や日向灘での機雷戦訓練に参加し、アメリカ海軍との共同訓練も実施しました。特に、11月20日から30日にはアメリカ海軍との連携で机雷掃海と掃海特別訓練を行い、国際的な協力体制の重要性を示しました。

2018年も様々な訓練に参加し、7月には陸奥湾で日米印共同掃海訓練を行いました。2019年には、掃海母艦「うらが」、その他の掃海艦と共に硫黄島周辺で、令和元年度の実機雷処分訓練に参加しました。

最新の訓練は2023年に行われたもので、6月20日から29日まで期間中に、掃海母艦「うらが」とともに共同訓練を行い、また対機雷戦の実施も行いました。

結論

「なおしま」は、長い歴史を持つ掃海艇として、多様な任務に取り組み、国内外の艦艇と連携しながら国の安全を守る活動に従事しています。解決された課題や災害派遣の実績は、海上自衛隊における重要な存在を示しています。自身の艦歴に誇りを持った「なおしま」は、今後もさらに多くの任務に挑戦し続けるでしょう。

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