なでしこドリップ

なでしこドリップ

『なでしこドリップ』は、2011年6月24日にAPRICOT PLUMから発売されたアダルト恋愛アドベンチャーゲームです。同年12月2日にはダウンロード版もリリースされました。

概要

本作はAPRICOT PLUMのデビュー作であり、萌え要素を重視し、ヒロインとの恋愛模様を丁寧に描くことをコンセプトにしています。姉妹ブランドであるApricot Cherryがエロ描写を追求するのに対し、差別化を図っています。

物語の舞台となるのは、大正時代を彷彿とさせる和風アンティーク喫茶店。ヒロインたちの制服も和を基調としたデザインが特徴です。

キャラクターデザインには3人の原画家を起用し、それぞれの個性を際立たせています。

ヒロインとの恋愛は三角関係に発展することもありますが、昼ドラのような泥沼の展開ではなく、ヒロイン同士が互いに嫉妬しあい、主人公を積極的に誘惑する、少し過激な展開が楽しめます。

ストーリー

主人公・佐々原巧巳は、夏休みを利用して3年ぶりに故郷へ帰省します。そこで、従妹の水城美羽から喫茶店「アンティーク」の手伝いを頼まれます。思い出のある喫茶店だったため、巧巳は快く承諾します。

しかし、喫茶店を訪れると、そこは記憶の中の面影とは異なっていました。祖父母が経営していたはずの喫茶店は、今は美羽が切り盛りしており、店内は荒れ放題で掃除も行き届いていません。それでも美羽は巧巳に「開店準備を手伝って！」と頼み、彼は仕方なく手伝うことに。

さらに、幼馴染の高千穂柚希や、近所に住む双子の姉妹、小桜くるみ・ひなまでもが働くことになり、喫茶店を立て直す必要に迫られます。こうして巧巳は、成り行きで喫茶店の経営に乗り出すことになります。

登場人物

佐々原 巧巳（ささはら たくみ）
本作の主人公。都会に住んでおり、3年ぶりに故郷へ帰省し、「アンティーク」で働くことになります。頼りがいのある雰囲気で、大人びた考え方ができます。頼まれると嫌と言えない性格のため、損な役回りになることも多いですが、高い能力で大抵のことはこなしてしまいます。

水城 美羽（みずしろ みう）
声 - 小倉結衣
身長：154cm B/W/H 87(D)/61/85
誕生日：4月22日
巧巳の2つ年下の従妹。「アンティーク」の店長。明るく活発な性格で、昔から巧巳に好意を抱いており、子供の頃に交わした「巧巳のお嫁さんになる」という約束を今でも覚えています。

高千穂 柚希（たかちほ ゆき）
声 - 藤森ゆき奈
身長：160cm B/W/H 81(B)/59/83
誕生日：10月25日
都会で巧巳の隣に住む幼馴染。お嬢様学校に通っています。夏休みを巧巳と一緒に過ごすために故郷にやってきますが、素直になれない性格のため、「避暑地の旅行がたまたまここだった」と言い張ります。器用貧乏で、ドジな失敗をすることが多いです。

小桜 くるみ（こざくら くるみ）
声 - 手塚りょうこ
身長：151cm B/W/H 75(A)/56/79
誕生日：9月1日
美羽の友人で、巧巳より3つ年下の少女。双子の妹であるひなのことを常に気にかけている、世話好きな姉です。自分から行動することは少なく、積極性に欠けています。無口ですが、感情表現が苦手なだけで、他人を嫌っているわけではありません。一人称は「ボク」です。

小桜 ひな（こざくら ひな）
声 - shizuku
身長：154cm B/W/H 77(A)/57/80
誕生日：9月1日
美羽の友人で、くるみの双子の妹。姉とは対照的に表情豊かで、好奇心旺盛な少女です。手先が器用で、「アンティーク」の制服は彼女が作ったものです。

姫石 穂香（ひめいし ほのか）
声 - 楠鈴音
身長：165cm B/W/H 92(E)/61/88
誕生日：1月3日
喫茶店近くの神社で巫女を務めている少女。妖怪を祓う力を持っています。「アンティーク」の常連客で、生真面目な性格ですが、少し抜けているところもあります。

椿（つばき）
声 - 吉野裕夏
身長：145cm B/W/H 72(AA)/54/74
誕生日：不明
正体不明の少女。いつの間にか「アンティーク」に居着いていました。小柄ながら尊大な態度で、頑固な一面も。お茶とせんべいが大好きで、食べている時は大人しくなります。

スタッフ

原画 - 美弥月いつか（美羽、柚希）、水月悠（くるみ、ひな、椿）、熊虎たつみ（穂香）、いまだこずへ（SD原画）
シナリオ - Hatsu、保住圭、籐太
ディレクター - 籐太

外部リンク

* なでしこドリップ

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