なんば高速バスターミナル

なんば高速バスターミナルについて

なんば高速バスターミナル（なんばこうそくバスターミナル）は、大阪市中央区に位置するバスターミナルです。この施設は南海難波駅の5階にあり、南海バスが運営しています。また、南海バスの高速バスが発着する場所でもあり、多くの旅行者にとって重要な交通のハブとなっています。さらに、近隣には約700メートル先にJR難波駅直結の湊町バスターミナル（OCAT）が位置しており、しばしば混乱を招くことがあります。ターミナルの運営者はその点に注意を呼びかけています。

構造と設備

なんば高速バスターミナルは、スイスホテル南海大阪の5階車寄せ南西側に設けられています。バスはその南側の車寄せから発着します。湊町バスターミナルと比較すると、こちらのターミナルは比較的小型で、内部には、チケット売り場、待合スペース、トイレ、自動販売機などの基本的な施設が整っています。また、バスターミナルの外にも自動販売機が設置されているため、利用者は便利にドリンクを手に入れることができます。

バスターミナルへのアクセスは、南海難波駅3階の西側にあるスイスホテル南海大阪の3階エントランスからエスカレーターを利用して5階に上がることで可能です。さらに、5階にはターミナルと南海ターミナルビル屋上駐車場、なんばパークス4階を結ぶ連絡通路も存在します。この連絡通路は10:00から22:00の時間帯に利用できるため、訪れる際の利便性が向上します。

歴史と沿革

このバスターミナルは1990年4月1日に南海電気鉄道によって設立されました。2001年10月1日には、南海電気鉄道のバス部門が分社化され、南海バスとして運営が移行しました。2016年7月1日には、南海難波駅5階の改良工事に伴い、一時的になんばパークス1階・ウインズ難波前に移設されました。その後、2017年4月12日に元の場所に戻りました。

発着する高速バス

なんば高速バスターミナルでは、昼行バスや夜行バスが各種運行されています。昼行バスは、岡山駅や倉敷駅、宇野駅、鳴門、徳島など、様々な目的地に向かう路線があり、両備バスや徳島バスなどの運行会社が関与しています。また、高速バスは淡路志知、高松、国分寺バスターミナルへの路線もあり、旅行者にとって実用的な選択肢となっています。

夜行バスにおいては、バスタ新宿や東京駅、新木場駅へ向かう「サザンクロス和歌山号」、さらに池袋駅や新宿駅への便利な便もあり、その他多くの目的地にアクセス可能です。これらのバスは、関東地域や中部地域への長距離移動を希望する旅行者にも利便性を提供しています。特に、2019年7月17日には池袋・新宿方面への便が新たに運行を開始したこともあり、多様なニーズに応えています。

大阪市内にあるなんば高速バスターミナルは、利便性・快適性・多様性を兼ね備えたバスターミナルとして、地域の交通ネットワークの中心的な役割を果たしています。

もう一度検索