にいバス

にいバスの概要と沿革

基本情報

にいバスは、埼玉県新座市で運行されるコミュニティバスです。運行は東武バスウエスト新座営業事務所が担当しており、市民の交通手段としての役割を果たしています。本バスは地域交流を促進する重要な存在となっています。

歴史的背景

新座市では1995年に「新座市シャトルバス」として運行が開始されました。これは市政25周年を記念したものであり、西武バスの運行委託を受けていました。このバスは多くの市民に親しまれていたものの、車両の排ガス規制や財政上の問題から2007年6月に運行が終了しました。

その後、特に高齢者を中心とした市民から再運行の要望が高まり、2009年10月1日に新たに市内循環バスがスタートしました。愛称は一般公募によって決まり、「にいバス」と名付けられました。デザインも地元の埼玉県立新座総合技術高等学校の生徒によるものが採用され、バス停もオリジナルデザインが施されています。

重要な沿革

• - 2009年10月1日: にいバス運行開始。
• - 2010年11月1日: 起終点の停留所を変更し、一部区間や停留所の新設・廃止を実施。
• - 2013年9月2日: 系統が再編され、北コース・西コース・東コースが配置されました。
• - 2016年7月1日: ダイヤ改正を行い、北コースへ新たに北野地区への乗り入れを開始。
• - 2023年4月1日: 再編成が行われ、新たに東久留米駅行きのルートが追加されました。

運行内容と運賃

にいバスは、日曜日と年末年始を除く毎日運行されており、運賃は大人180円、小学生90円、未就学児は無料です。交通系ICカード（PASMOやSuica等）の利用も可能で、特に市内在住の75歳以上の高齢者や妊産婦、障害者には無料乗車証が発行されています。

路線と停留所

2023年4月からの主な路線は以下の通りです：

• - 東久留米コース: 新座市役所と東久留米駅東口を結ぶ路線。計6本の運行があり、途中で停車する老人福祉センターでは乗り継ぎが可能です。
• - ひばりが丘コース: 新座市役所を起点にひばりが丘駅へ向かう経路で、平日7本、休日5本運行されます。
• - 志木コース: 市役所から志木駅へ循環する経路で、効率的に地域を結ぶ役割を担っています。
• - 清瀬コース: 新座駅南口から清瀬駅へ向かう往復経路で、幅広い利用が期待されています。

車両情報

にいバスは、日野・ポンチョと中国製のBYD・J6など数種類の車両を使用しています。特にBYDの電気バスは、環境に配慮した新しい選択肢として注目されています。

地元への貢献

にいバスは単なる公共交通手段の提供にとどまらず、市民のコミュニティを形成する大切な役割を果たしています。地域住民の交通手段としての利便性を高め、地域の交流を促す手段として、今後もますます重要な存在となるでしょう。

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