ねこ鍋とは
『ねこ
鍋』は、猫が土
鍋の中で丸くなって眠る姿を捉えた、人気の
動画コンテンツです。この
動画は、
岩手県で農業を営む女性「エレファント」によって作成され、2007年8月に
動画投稿サイト「
ニコニコ動画」にアップロードされました。
動画は瞬く間にアクセスを集め、同年10月1日までに55万回以上の再生を記録し、後々は
DVDや
写真集として商品化もされました。
背景
『ねこ
鍋』の元となったのは、エレファントが日常の中で体験した出来事です。彼女は片付けようと数個の土
鍋を床に並べたところ、飼い猫の子猫たちが次々にその土
鍋に入っていき、気持ちよさそうに眠り込んでしまったのです。初めは「猫を無理やり土
鍋に入れたのではないか」と心配する声もありましたが、エレファントは猫たちが自発的に入っていく様子を捉えた補足
動画も公開し、その真相を明らかにしました。
特徴
猫が狭い場所を好むという特性から、土
鍋の中に収まる姿は特別な現象ではありません。それに加えて、
動画には他の成猫たちも登場しますが、土
鍋のサイズが小さいため、成猫が入るのは難しい様子が伺えます。土
鍋のサイズは、おおむね子猫が一匹快適に丸まるのに最適で、子猫たちはそれぞれ自分に適したサイズを見つけて収まっていきます。
また、
動画には子猫たちが寝ている土
鍋に他の猫が割り込んだり、折り重なったりする可愛い瞬間や、寝返りを打って転げ出してしまう様子が映されています。このような彼らの愛らしい行動は、視聴者の心を掴み、彼らの成長記録とも相まって広く注目されました。
猫たちの物語
登場する猫たちは、エレファントが2007年6月に河原で捨てられていた子猫たちを拾い上げ、育てた結果ですが、特に成長記録や名前を募集する
動画も多く制作され、視聴者からの暖かい反響を得ました。猫たちの名前は、
ニコニコ動画内での名前募集中に決まり、その結果がまた新たな話題を呼びました。
猫の数によっては、1匹の場合は「並盛り」、2匹なら「大盛り」、3匹は「特盛り」、4匹で「激盛り」または「もり盛り」といったユニークな表現も生まれました。
メディアでの展開
『ねこ
鍋』は、2007年8月26日にNHKの番組『
未来観測 つながるテレビ@ヒューマン』で取り上げられ、その後さらにメディアへの露出が増えていきました。2007年10月17日には、
ニコニコ動画を運営する
ニワンゴの関連会社から
DVD版が発売され、その後公式の
写真集やブログ本も登場しました。特に、
2008年1月23日には『ニコぬこ猫』というテーマ曲がリリースされ、文化の一部として浸透していったのです。
更なる展開
『ねこ
鍋』の人気は、多くの人々に愛され続けており、その結果として数多くの関連商品が登場しました。エレファントが運営するブログや公式
写真集の存在も、その人気を支えている理由でしょう。この可愛い猫たちの姿は、これからも多くの人の癒やしとなり続けることが期待されています。