株式会社ニワンゴについて
株式
会社ニワンゴ(英: Niwango, Inc.)は、かつて
東京都中央区に本社を置き、動画関連のサービスを提供していた
企業です。現在は
ドワンゴに吸収合併され、その事業も
ドワンゴが継承しています。
設立と歴史
ニワンゴは、
2005年11月14日に設立されました。この
会社は株式
会社ドワンゴ、有限
会社未来検索ブラジル、株式
会社CELLからの資金調達により設立されたもので、主に
携帯電話のメールサービスや情報提供を目的としていました。設立当初の取締役には、
西村博之が名を連ねていました。
2011年には本社を
東京都中央区から渋谷区に移転し、その後2014年に再び中央区に戻りました。同年10月には
ドワンゴがニワンゴを完全子
会社化し、2015年には正式に吸収合併が発表されました。これによりニワンゴは解散し、同社が展開していたいくつかのサービスも
ドワンゴに引き継がれました。
社名の由来
社名の「ニワンゴ」は、
ドワンゴの広報部によるとサービスの一部イメージから取られています。また、代表の杉本誠司曰く、社名はメールサービスに由来し、その名は創立者の
西村博之の「に」から取ったものとされています。ニワンゴの社名が決定される過程は、後の「
ニコニコ動画」との関係が奇妙な共鳴を持っていました。
提供サービス
ニワンゴが運営していた主なサービスは、以下の通りです。
2007年1月16日にスタートした「
ニコニコ動画」は、日本の
動画共有サービスの中でも特に人気を博しました。このプラットフォームはパソコンや
携帯電話、
スマートフォン向けに提供され、視聴者とのインタラクションを重視した特徴がありました。また、
ニコニコニュースやニコニコ漫画など、さまざまな関連サービスも展開されました。
SMILEVIDEO
「SMILEVIDEO」は、
ニコニコ動画の一部として2007年3月に開始され、2010年に
ニコニコ動画に統合されました。このサービスは、ユーザーが自分の動画を投稿し、はじめての試みとしても多くの注目を集めました。
無料メールポータル ニワンゴ
このサービスは、2006年1月に開始され、利用者がニワンゴのメールアドレスに問い合わせを送信することで、情報を得ることができました。創業当初はその重要なサービスでしたが、2015年2月に終了しました。
ウィキペディア検索
2007年に開始されたウィキペディアの検索サービスも、ニワンゴが提供していたサービスの一環です。このサービスでは、利用者が簡単に情報を検索できるように設計されていました。
その他の事業
ニワンゴは他にも音楽配信サイト『mF247』の運営を一時期受託しており、さまざまなメディア関連の取り組みを行っていました。特に、クリエイティブな表現や新しいコンテンツの流通に貢献していたことが、エンターテインメント業界でのニワンゴの存在感を際立たせました。
結論
ニワンゴは、日本のインターネット文化において重要な役割を果たしてきた
企業の一つです。現在は、
ドワンゴに吸収合併されてはいますが、その功績や提供していたサービスの多様性は、多くのユーザーの記憶に残っています。今後も、ニワンゴが生み出した文化やサービスが影響を与え続けることは間違いありません。