はっぱっぱ体操

はっぱっぱ体操とは

「はっぱっぱ体操」は、千葉県柏市の柏の葉地区で考案された、体と脳を楽しく鍛えることを目的としたご当地体操です。約3分半の音楽に合わせて体を動かすことで、運動能力だけでなく認知機能の向上も期待できます。この体操は、最先端の運動科学、ダンス、そしてアートの要素が融合した、これまでの体操のイメージを覆すようなユニークなものとして、幅広い世代に親しまれています。

開発の背景

柏の葉地区は、つくばエクスプレスの開通に伴い、急速に開発が進められたエリアです。多くの新しい住民が移り住む中で、地域コミュニティの活性化が課題となっていました。そこで、住民同士の交流を促進し、健康増進にも貢献する施策として、この「はっぱっぱ体操」プロジェクトが立ち上げられました。

この体操は、柏の葉地区の街づくりビジョンである「柏の葉国際キャンパスタウン構想」に基づいており、健康と交流を促進するための重要な取り組みの一つとして位置づけられています。

制作に関わった人々

「はっぱっぱ体操」は、以下の専門家によって制作されました。

監修: 小林寛道（東京大学名誉教授）
振付: 斉藤美音子（振付家・ダンサー）
音楽: ジム・オルーク（作曲家・編曲家・プロデューサー）
CGアニメーション: グルーヴィジョンズ（デザイングループ）

特徴と効果

この体操の最大の特徴は、日常生活ではあまり行わないような複雑な動作を取り入れている点です。これにより、体の深層部にあるインナーマッスルを効果的に鍛えることができ、体だけでなく脳の活性化にもつながるとされています。

体操には全部で12種類の動きがあり、その全体に「なんば」の動作要素が散りばめられています。「なんば」とは、同じ側の手足を同時に動かす動きで、これにより体の神経を縦に使う「同側型神経支配」が促され、インナーマッスルの強化に効果的であると言われています。

また、体操には「間違えやすい動き」があえて取り入れられており、参加者はゲーム感覚で楽しむことができます。さらに、「ハッ、パッ、カシワノハ！」という掛け声に合わせて自由にポーズを取ることで、飽きさせない工夫も凝らされています。

まとめ

「はっぱっぱ体操」は、柏の葉地区の地域活性化と住民の健康増進を目的とした、革新的な体操です。運動科学、ダンス、アートの要素が融合したこの体操は、体を動かす楽しさを提供するだけでなく、脳の活性化にも貢献します。地域住民だけでなく、多くの人々に親しまれ、その効果が期待されています。

外部リンク

「はっぱっぱ体操」｜プロジェクト紹介

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