はっぴいマリア

はっぴいマリア

『はっぴいマリア』は、仲原敬太郎による日本の漫画作品で、講談社の『月刊少年マガジン増刊GREAT』にて1999年5月号から2002年3月号まで隔月で連載されました。本作は、モンスターコメディというジャンルでありながら、性表現の過激さでも注目を集めました。

あらすじ

物語は、主人公マリアを中心に展開します。マリアは、吸血鬼の父親と狼女の母親を持つハーフ。普段は人間の姿で生活していますが、丸い物体を見ると狼女に変身し、巨大化して暴れ回るという特異な体質を持っています。そんなマリアと、彼女を取り巻く個性豊かなキャラクターたちが織りなす、ドタバタな日常が描かれています。

登場人物

マリア: 主人公。人間年齢で16歳。吸血鬼と狼女のハーフであり、狼女の血を強く引いているため、太陽の下でも平気です。しかし、丸いものを見ると狼女に変身してしまいます。女性キャラクターの中で、全裸描写が最も多いのが特徴です。物語の中盤からは、コウやリンダが通う学校に通学するようになります。
伯爵: マリアの父親で吸血鬼。本名は不明。美女の生き血を好み、ホームステイ中のリンダの血を吸おうとしますが、プリムやコロンらに邪魔され、いつも失敗に終わります。
キャロライン: 伯爵の妻でマリアの母親。狼女。マリアが6歳の時に亡くなっており、回想シーンに登場します。
ロッキー: マリアが飼っているオスの愛犬。
プリム: マリアと行動を共にするキャラクターの一人。
コロン: マリアと行動を共にするキャラクターの一人。
透明人間男: 姿が見えないキャラクター。
馬: 物語に登場する馬。
コウ: マリアの彼氏でありクラスメート。フルネームは円伊コウ。マリアの裸体を一度も見たことがない、という珍しいキャラクターです。
リンダ: マリアの友人で、伯爵に血を狙われる少女。

作品の特徴

『はっぴいマリア』は、モンスターを題材にしたコメディでありながら、過激な性表現や裸体描写が多く含まれている点が特徴です。特に、主人公マリアの狼女に変身するシーンや、伯爵が美女の血を求めるシーンなど、刺激的な描写が多く見られます。また、緊縛描写も時折登場します。

単行本

仲原敬太郎『はっぴぃマリア』は、講談社〈月マガKC〉から全4巻が発売されています。

第1巻、2000年5月12日発売、ISBN 978-4-06-333726-6
第2巻、2000年12月13日発売、ISBN 978-4-06-333751-8
第3巻、2001年9月13日発売、ISBN 978-4-06-333788-4
第4巻、2002年5月15日発売、ISBN 978-4-06-333824-9

外部リンク

* 「はっぴいマリア」既刊・関連作品一覧 - 講談社コミックプラス

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