はむらん

羽村市コミュニティバス「はむらん」

「はむらん」は、東京都羽村市が運行するコミュニティバスです。2005年5月に運行を開始し、羽村市民の生活を支える交通手段として親しまれています。愛称は公募によって決定され、「羽村市」と「run（走る）」を組み合わせて名付けられました。

概要

羽村市内にはJR青梅線の羽村駅と小作駅がありますが、両駅と羽村市役所をそれぞれ起終点として、市内の交通不便地域と公共施設、病院などを結ぶ役割を担っています。運行は西東京バス青梅支所が受託しており、以下の4つの循環路線が運行されています。

羽村東コース
羽村西コース
羽村中央コース
小作コース

運賃は全区間一律100円で、手軽に利用できるのが魅力です。ただし、東京都シルバーパスおよび西東京バスの定期券は利用できません。羽村駅東口・西口、小作駅東口・西口、羽村市役所では、当日に限り他のコースへ無料で乗り継ぎが可能です。乗り継ぎの際は、乗務員に申し出て乗継券を受け取る必要があります。「はむらん」専用の回数券は、車内または西東京バス青梅支所で購入できます。

沿革

2005年5月：「はむらん」運行開始。専用車両として日野・ポンチョ（初代）4台を導入。
2010年10月1日：ダイヤおよびコース改正を実施。初代車両の代替として新型車両4台を導入し、「小作西コース」を「小作コース」へ改称。
2012年3月10日：「羽村中央コース」が開業。専用車として電気バスを1両導入。
2016年7月1日：全コースでPASMO・Suicaを導入。バス利用特典サービスの対象となる。
2021年3月8日：羽村中央コース専用の電気バスが老朽化のため、ディーゼル車による代走となる。
2021年3月12日：西東京バスのバス特典利用サービスが終了。

現行路線

各路線の詳細なルートは以下の通りです。

羽村東コース

羽村駅東口を発着し、羽村市役所、さくらモール、富士見公園、羽村団地、動物公園前などを経由する路線です。一部区間では福生病院を経由します。

羽村西コース

羽村駅東口を発着し、神明神社、川崎公園、羽村大橋西、郷土博物館、羽村駅西口、玉川神社などを経由する路線です。羽村駅の東口と西口の両方を通る唯一のコースです。

羽村中央コース

小作駅東口を発着し、羽村市役所、富士見公園、羽村駅東口などを経由する路線です。かつては電気バスが運行されていましたが、現在はディーゼル車による代走となっています。

小作コース

小作駅西口を発着し、小作坂上、さくらモール、羽村市役所、富士見公園、羽村駅東口などを経由する路線です。一部便は小作駅東口を経由します。

車両

運行開始当初は、専用車両として日野・ポンチョ（初代）が4両導入されました。車体には羽村市の花である桜と、市のシンボルである玉川上水の水がデザインされています。2010年には2代目の日野・ポンチョが導入されました。

2012年には、羽村市内に工場を持つ日野自動車が開発した電気バスが羽村中央コースに導入されました。しかし、2021年に老朽化のため運用を離脱し、現在はディーゼル車が代走しています。

まとめ

「はむらん」は、羽村市民にとって欠かせない交通手段として、地域に根ざした運行を続けています。100円という手頃な運賃で、市内の様々な場所へアクセスできるため、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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