はやのん

はやのんのプロフィールと活動

基本情報

はやのん（1975年7月13日生まれ）は、日本の女性漫画家であり、自らを「理系漫画家」と称しています。彼女は静岡県静岡市で生まれ、沖縄県石垣市で育ちました。高校時代は文系でしたが、琉球大学理学部物理学科に進学し、物理学を学ぶ道を選びました。その後、千葉大学大学院教育学研究科で修士課程を修了し、科学や教育に関心を抱くようになりました。現在は理系漫画制作室株式会社の代表取締役を務めています。

来歴

学生時代

高校卒業後、琉球大学へ進んだはやのんは、初めは明確な進路を持っていませんでしたが、ご自身の興味を追求し、大学生活を充実させていきました。彼女は進学を恋愛のために決めたと述べており、その結果、物理学に親しむことができました。

大学卒業後の活動

大学卒業後、上京した彼女は、アルバイトや漫画家のアシスタントとして働きながら、雑誌にイラストを描く仕事を始めました。24歳の時、彼女は《ゲーム批評》で初の連載を持ち始め、その後も《ファミ通》や《Nintendo DREAM》など、様々なゲーム関連誌で活動を広げました。

2000年代の活動

2000年には《子供の科学》で挿絵を担当し、2002年からは同誌で『GOGO!ミルボ』を連載。2007年に理系漫画家を名乗り始めて以来、大学や研究機関からの依頼で研究広報活動にも取り組むようになりました。新しい視点での漫画制作を通じて、科学に対する興味を広めることに努めています。

2010年代の重要な出来事

2008年から2016年まで《日刊工業新聞》で『キラリ研究開発』の連載を持ちました。また、2012年には漫画スタジオ「はやのん理系漫画制作室」を設立し、2013年から千葉大学大学院に通い始めます。2015年には教育学の修士号を取得し、教育分野の活動も強化しました。また、数々の委員会やプロジェクトに参加しながら、理系の魅力を発信しています。

2020年代の展望

2020年から2023年には『めざせ！国際科学オリンピック』を連載し、国際化学オリンピックの広報委員も務めました。現代の科学教育を支えるために、2021年からは《テルモ生命科学振興財団HP》にて『ドッキン！いのちの不思議調査隊』を連載中です。新たなチャレンジとして、2024年5月1日に理系漫画制作室株式会社を設立し、レベルの高い研究紹介漫画やイラストを提供する企業として成長を続けています。

関連事項

はやのんは、著名な漫画家鈴木みそのアシスタントを務めた経歴もあり、その作品にも登場しています。彼女の得意分野は、Photoshopを駆使したイラスト技術であり、絵やプログラミングにおいても高いスキルを持っています。

主な作品

• - ゲーれき（2001年/2002年、ゲーム批評）
• - GOGO!ミルボ（2002年〜2012年、子供の科学）
• - めざせ！国際科学オリンピック（2020年〜2023年、科学技術振興機構）
• - ドッキン！いのちの不思議調査隊（2021年〜、テルモ生命科学振興財団）

書籍

• - 『気になったもんで』（2005年、ブロスコミックスEX）
• - 『ドッキン！いのちの不思議調査隊』（2023年、朝日新聞出版）

はやのんの活動は、理系および文系の垣根を越え、科学をより身近なものにする試みとなっています。彼女の作品を通じて、どのように科学が私たちの日常に融合しているか、また、それを理解する楽しさを伝えているのです。

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