ばくはつ大将

ばくはつ大将/ばくはつ五郎：涙あり笑いありの痛快学園ドラマ

1967年、講談社の月刊漫画雑誌『ぼくら』にて連載された辻なおきの漫画作品『ばくはつ大将』。青空学園を舞台に、転校生である主人公・大石五郎と仲間たちの、笑いと涙に満ちた学園生活を描いた痛快な物語です。
本記事では、この漫画を原作とする1970年放送のテレビアニメ『ばくはつ五郎』についても詳しく解説します。

ストーリー：新聞部と様々な運動部を駆け巡る！

岡山県出身の主人公・大石五郎は、ある事情で叔父夫婦に引き取られ、青空学園へ転校してきます。新聞部に入部した五郎は、持ち前の明るさと正義感、そして怒り爆発のパワーで、様々な運動部に関わっていくことになります。持ち前の明るさと正義感から、様々なトラブルに巻き込まれながらも、持ち前の明るさと、怒り爆発のパワーで難局を乗り越えていきます。

登場人物：個性豊かなキャラクターたちが織りなす人間模様

大石 五郎（おおいし ごろう）： 明朗快活で正義感が強く、誰からも好かれる主人公。しかし短気な一面も持ち、怒ると「爆発だ!!」と叫びながら超人的な力を発揮します。

三枝 まゆみ（さえぐさ まゆみ）： 新聞部部長の女子生徒。知性と優しさを持つ一方で、やや勝ち気な性格。最初は五郎の喧嘩っ早い性格に手を焼きますが、次第に惹かれていきます。

輪島 一平（わじま いっぺい）： 五郎とまゆみのクラスメートで新聞部員。カメラマンとして活動しており、控えめながらも優しく明るい性格です。語尾に「〜ざんす」をつけるのが特徴です。

兵藤 大介（ひょうどう だいすけ）、荒熊 源太（あらくま げんた）： 青空学園の柔道部員。特に荒熊は強面ながら正義感の強いリーダーです。まゆみにも好意を抱いています。

鬼丸 武（おにまる たけし）： 柔道部の副部長。陰険で乱暴な性格で、柔道部員が起こす問題の多くは彼に起因しています。

萩野 ユリ（はぎの ゆり）： 五郎のクラスメート。最初はまゆみや新聞部に反発しますが、やがて五郎たちと友情を育みます。

浜田 寅之助（はまだ とらのすく）： 新聞部の顧問教師。「ハマトラ」と呼ばれ、生徒たちを見守ります。

細川 忠文（ほそかわ ただふみ）： 剣道部部長。病弱で視力も悪かったものの、治療を経て立ち直ります。

その他： 清水、斉藤先生、青空学園の校長と教頭など、個性豊かなキャラクターたちが物語を彩ります。

アニメ版『ばくはつ五郎』：1970年、TBS系列で放送

1970年4月3日から9月25日まで、TBS系列で全26話が放送されました。制作はTCJ（現・エイケン）。

スタッフ:
演出：高垣幸蔵、鳥居宥之、岡田宇啓、河内功、舘輝柾、山本功、村山徹
音楽：司一郎
その他、作画監督、効果、録音など多くのスタッフが参加しました。

主題歌・挿入歌:
オープニングテーマ「ばくはつ五郎」、エンディングテーマ「涙はともだち」、そして「青空学園校歌」「青空学園応援歌」など、ザ・ワンダースが歌う主題歌・挿入歌は、作品の世界観をさらに盛り上げています。

放送局: TBSをはじめ、北海道放送、東北放送など全国各地のTBS系列局で放送されました。

コミカライズ版

アニメ放送と同時に、少年画報社の『少年画報』にて、明石勉作画によるコミカライズ版『ばくはつ五郎』が連載されました。

まとめ

『ばくはつ大将』と『ばくはつ五郎』は、時代を超えて多くの人々に愛される作品です。熱血漢の五郎と仲間たちの活躍は、今もなお人々の心に響き続けるでしょう。

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