ばにしゅ! 〜おっぱいの消えた王国〜

『ばにしゅ! 〜おっぱいの消えた王国〜』

アリスソフトが2009年に発売したアダルトアドベンチャーゲーム『ばにしゅ! 〜おっぱいの消えた王国〜』は、その独特な世界観とキャラクター設定で多くのファンを魅了しました。本作は、2010年に発売された『アリス2010』に後日談「ばにしゅ! 〜この手のひらにおっぱいを〜」が収録されるなど、その人気はシリーズを通して高い支持を得ています。

開発の裏側

本作の企画は、2007年11月ごろに『エドランゼ』の開発中にスタートしました。同年12月には正式に開発が決定し、プロット作業が開始。その後、キャラクターデザインは月餅氏によって手がけられました。

キャラクター設定においては、特にヒロインの一人であるレネの設定に苦労したようです。当初は潔癖症で高貴なキャラクターという案もありましたが、最終的には可愛らしくも淫靡なキャラクターに落ち着きました。この変更は、作品の雰囲気に合わせた結果と言えるでしょう。

あらすじ

物語の主人公は、異国フジヤマから魔法大国ロシュトールに留学してきた見習い魔術士・黒須賢三。彼の目的は、魔法を使ってエッチなことをすること。入学式でその不純な動機が露呈した賢三は、周囲からつまはじきにされ、どの魔術師にも弟子入りを断られてしまいます。

そんな時、ロシュトール王国の姫・エトワール・レネ・ロシュトールの紹介で、かつて世界を震撼させた大魔法使いコロロコ・スワロウ（通称ロコ）と出会います。ロコとの出会いが、賢三の運命を大きく変えることになります。

魅力的な登場人物たち

黒須賢三

本作の主人公。魔法を使ってエッチなことをしたいという願望を抱き、フジヤマからロシュトールに留学した見習い魔術士です。高い潜在能力を持ちながらも、その不純な動機が原因で周囲から嫌われるという、少し変わったキャラクターです。

コロロコ・スワロウ

本作のヒロインの一人。通称ロコ。かつては世界を震撼させるほどの強大な魔力を持つ伝説の魔女でしたが、現在は森の奥でひっそりと暮らしています。賢三を弟子にすることで、物語に大きな影響を与えます。

エトワール・レネ・ロシュトール

本作のもう一人のヒロインで、ロシュトール王国の第一王妃。内向的な性格ですが、気品に溢れる少女です。物語では、ロコと賢三を結びつける重要な役割を果たします。実は淫魔の血が流れており、覚醒すると「淫魔レネ」に変身するという一面も持っています。

コーモリ

ロコによって生み出された使い魔で、家事が得意です。後日談では、同性愛に目覚める経緯が描かれています。

リリリィ

アイテムショップ「万国屋」の看板娘。猫を被った性格で、普段は笑顔を絶やさない人気者ですが、主人公に対しては辛辣な態度を取ります。

セロ・ポグロム

主人公の同級生であり、名門ポグロム家の令嬢。入学式で主人公を陥れた張本人で、プライドが高く、主人公を嫌っています。

ネウス・ポグロム

ポグロム家の当主で、魔法協会会長。ロコとは因縁がある模様です。主人公が陥れられた件については特に言及しませんでした。

ナノフィリア・サーシャ・ロシュトール

レネの妹で、ロシュトールの第二王妃。姉とは対照的に外向的な性格で、公の場にも積極的に顔を出しています。姉と主人公を邪魔者と見なしています。

制作スタッフ

本作の制作には、以下のスタッフが携わりました。

企画・監督・シナリオ原案・イベント背景原画：よーいちろー
シナリオ：もみあげルパンR
原画：月餅
CG統括：ノディ!
CG：佐伯たかし、成田屋
音楽：shade
SYS4開発・プログラム：妹尾雄大、かずし
ムービー・WEB：桜秀蘭

外部リンク

* アリスソフト公式HP'>アリスソフト公式HP


『ばにしゅ! 〜おっぱいの消えた王国〜』は、その独特な世界観と個性豊かなキャラクターたちが織りなす、一風変わったファンタジー作品です。魔法とエッチという異質な組み合わせが、プレイヤーを惹きつけ、忘れられない体験を提供します。

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