ひさうちみちお

ひさうちみちおのプロフィール

ひさうちみちお（本名：久内道夫）は、1951年11月17日に京都府で生まれた日本の漫画家、イラストレーター、エッセイスト、俳優です。1972年に河合玲デザイン研究所を卒業し、1976年に漫画雑誌『ガロ』で作品『パースペクティブ・キッド』が新人賞に入選して以来、同誌を中心に数多くの漫画作品を発表してきました。作画スタイルは製図ペンを使用することで知られ、独特なタッチが特徴です。

経歴と主な作品

ひさうちは多岐にわたるジャンルで作品を手掛けており、代表作に『理髪店主の悲しみ』が映画化されるなど、多才な表現力を発揮しています。1980年代からは、エッセイやイラストなども手掛け、様々な創作活動を展開しました。特に『泣き笑い立身出世劇場』や『ひさうちみちおの妄想辞典』といった作品は彼のユニークな視点を表しています。さらに、2010年からは京都精華大学の特任教授として後進の指導にもあたっています。

作品リスト

ひさうちの作品には、漫画、小説、エッセイなどさまざまなジャンルがあります。以下は彼が発表した主な漫画作品とエッセイの一部です。

漫画作品

• - 罪と罰（けいせい出版 1980年6月）
• - オーロラ 森の奥の永い睦言（ブロンズ新社 1981年5月）
• - 理髪店主のかなしみ（双葉社 1985年11月）
• - 悪魔が夜来る（青林工藝舎 1999年4月）
• - 托卵（青林工藝舎 2001年11月）

エッセイ作品

• - 泣き笑い立身出世劇場（駸々堂出版 1984年8月）
• - 恥ずかしん坊万歳（風門社 1985年5月）
• - 性少年時代（チャンネルゼロ 1996年12月）
• - ひさうちせんせのHの學校（京阪神エルマガジン社 2010年9月）

映画・テレビ出演

ひさうちは俳優業にも活動を広げ、映画やテレビドラマにも出演しています。代表的な作品には、映画『夢で逢いましょう』や『理髪店主のかなしみ』があり、テレビ番組「タモリ倶楽部」や「大阪ほんわかテレビ」など、多数の番組でもその存在感を示しています。

関連人物

ひさうちは、植岡喜晴や中島らもといったクリエイターと親交があり、特に植岡監督の映画には度々出演しています。中島との関係は特に深く、彼の劇団にも参加していました。

まとめ

ひさうちみちおは、独自の視点とスタイルで日本の漫画界に多大な影響を与えてきた重要なクリエイターです。その多様な活動と作品は、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。

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