ひとよ (映画)

映画『ひとよ』作品詳細

概要

2019年11月8日に公開された日本映画『ひとよ』は、15年前に起きたある事件によって人生を大きく狂わされた一家4人が、再会を通して崩壊した家族の絆を取り戻そうとする姿を描いたヒューマンドラマです。原作は劇作家である桑原裕子が手掛けた劇団KAKUTA上演の同名舞台作品（2011年初演）であり、監督は白石和彌、主演は佐藤健が務めています。また、本作はPG12指定作品となっています。

あらすじ

土砂降りの雨が降る夜、タクシー会社を経営する稲村家の母・こはるは、最愛の三兄妹の幸せのため、愛する夫を自らの手で命を奪いました。それから15年後、あの夜から時が止まってしまっていた一家の元に、母・こはるが帰ってきます。再会を果たすも、それぞれが抱える過去の傷跡は深く、ぎくしゃくとした関係性の中で、再び家族として歩みだせるのかが描かれています。

登場人物

稲村家

稲村雄二
演 - 佐藤健（少年時代：池田優斗）
稲村家の次男。東京でフリーライターとして働くも、なかなか芽が出ない日々を送っています。

稲村大樹
演 - 鈴木亮平
稲村家の長男。電気屋に勤務しており、兄妹の中では唯一結婚していますが、夫婦関係に悩んでいます。吃音症を患っています。

稲村園子
演 - 松岡茉優
稲村家の長女で末っ子。15年前の事件によって美容師になる夢を諦め、現在はスナックで働いています。

稲村こはる
演 - 田中裕子
稲村三兄妹の母親。15年ぶりに子供たちとの再会を果たします。過去の事件によって家族との間に深い溝を作ってしまいましたが、子供たちの幸せを願っています。

稲村雄一
演 - 井上肇
稲村三兄妹の父親。過去の事件で命を落とします。

稲丸タクシー

丸井進
演 - 音尾琢真
こはるの甥で、稲丸タクシーの社長を務めています。
柴田弓
演 - 筒井真理子
稲丸タクシーの事務員です。

歌川要一
演 - 浅利陽介
雄二の同級生で、稲丸タクシーの運転手です。

牛久真貴
演 - 韓英恵
雄二の同級生で、稲丸タクシーの女性運転手です。

堂下道生
演 - 佐々木蔵之介
稲丸タクシーの新人運転手。17歳の息子を持つ父親でもあります。

その他

稲村二三子
演 - MEGUMI
大樹の妻。現在は別居中です。

友國淳也
演 - 大悟（千鳥）
稲丸タクシーに乗り合わせるチンピラです。

スタッフ

原作: 桑原裕子「ひとよ」
監督: 白石和彌
脚本: 髙橋泉
音楽: 大間々昂
製作総指揮: 佐藤直樹
製作: 新井重人、千葉伸大、加太孝明、宮崎伸夫、瓶子吉久、渡辺章仁、永田勝美、豊田勝彦、有馬一昭
エグゼクティブプロデューサー: 福家康孝、安藤親広
プロデューサー: 高橋信一、長谷川晴彦、安田邦弘
アソシエイトプロデューサー: 関根健晴、飯田雅裕
撮影: 鍋島淳裕（J.S.C.）
美術: 今村力
照明: かげつよし
録音: 浦田和治（J.S.A.）
装飾: 多田明日香
編集: 加藤ひとみ
音響効果: 柴崎憲治（J.S.A.）
衣装: 宮本まさ江
ヘアメイク: 有路涼子、石田伸
VFXスーパーバイザー: 朝倉怜
助監督: 茂木克仁
制作担当: 宮森隆介
配給協力: ライブ・ビューイング・ジャパン
企画・制作プロダクション: ROBOT
製作幹事・配給: 日活
製作: 「ひとよ」製作委員会（日活、アミューズ、ROBOT、朝日新聞社、集英社、ローソンエンタテインメント、ひかりTV、ライブ・ビューイング・ジャパン、イオンエンターテイメント）

受賞歴

第41回 ヨコハマ映画祭
日本映画ベストテン 第7位
第62回 ブルーリボン賞
助演女優賞（MEGUMI）
第15回 おおさかシネマフェスティバル
日本映画 作品賞ベストテン 第3位
脚本賞（髙橋泉）
第93回 キネマ旬報ベスト・テン
日本映画ベスト・テン 第7位
日本映画監督賞（白石和彌）
第29回 日本映画プロフェッショナル大賞
2019年度ベストテン 第7位

外部リンク

映画『ひとよ』公式サイト
映画『ひとよ』 (@hitoyomovie) - X（旧Twitter）
映画『ひとよ』 (hitoyomovie) - Facebook
ひとよ - allcinema
ひとよ - KINENOTE

もう一度検索