ひまわり (ラジオドラマ)

『ひまわり』は、プレイワークスプロジェクトラジオドラマ第12弾として、JFN系『円都通信 -YEN TOWN REPORT-』で2005年11月から2006年1月にかけて全10話が放送されたラジオドラマ作品です。

原題は『ひまわりの咲く場所』。脚本を担当したのは今井孝史で、本作が脚本家デビュー作となります。作者が阪神淡路大震災に関する新聞記事を目にしたことがきっかけとなり、この物語が生まれました。登場人物である“ひまわり”という名前は、神戸の震災復興のシンボルの一つに由来しています。

スタッフ

脚本: 今井孝史
監督: 寒竹ゆり
音楽: 安井輝
プロデューサー: 大作昌寿
制作: REALWAVE

キャスト

坂井政宗役: 利重剛
坂井向日葵役: 戸田恵梨香
坂井房江役: 相築あきこ
松倉裕志役: 西川忠志
山西道男役: 小林尚臣
津田清人役: 田辺季正
坂井はやの役: 坂井寿美江
飯田修役: 松崎謙二
風子役: 藤村聖子
久保幸作役: 清水大樹
増岡役: 法月康平
菊永役: 麻田健人

ストーリー

物語の中心となるのは、14歳の中学生、向日葵。彼女は野球を心から愛し、周囲の反対を押し切ってプロ野球選手を目指しています。そんな向日葵を、母・房江は温かく見守っています。房江は現在、一人で切り盛りしている美容院を畳むかどうか悩んでいました。その理由は、カメラマンとして東京で単身赴任中の父・政宗と一緒に暮らすためです。

家族がバラバラに暮らして数年。多感な年頃になった向日葵は、房江と政宗の関係、そして家族のあり方に疑問を抱き始めます。特に、房江が病気を患った際、政宗がカメラの仕事を優先させたことが許せず、わだかまりを感じていました。それでも房江は、再び家族三人で暮らすことを夢見て、動き出そうとします。

しかし、そんな時、巨大地震が家族を襲い、彼らの運命を大きく揺さぶります。震災を通して、家族の絆、それぞれの想いが深く描かれていきます。

外部リンク

Ronin(今井孝史)公式web
戯作通信
円都通信

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